ヘリコプター救助訓練や迫力の放水

防災への意識新たに『神戸市消防出初式』

　1月10日にメリケンパークで、新春恒例の『神戸市消防出初式』が行われる。イベントを通して市民と事業者、消防機関の連携を促進し、テーマである「市民とともにめざす、安全で安心なまち こうべ」の実現を目指す。普段は見ることの少ない緊急車両によるダイナミックな訓練は毎年多くの見物客を集め、昨年は約5000人が訪れた。

　イベントでは消防車などの車両47台とヘリコプター2機、船舶10隻が会場に集結。消防車や救急車などによる行進をはじめ、ヘリコプターを使用した救急救助訓練、消防団員による岸壁からの一斉放水や消防艇による海上放水など、迫力ある訓練が披露される。また、神戸市内の子ども達で構成される「未来っ子消防隊」による防火パレードや、参加型の放水訓練など、市民が消防局の活動に触れることができるプログラムが予定されているほか、消防音楽隊による演奏や復興をイメージした「フェニックス放水」と消防隊員による和太鼓演奏のコラボレーションなど、華やかな演技も見ものとなる。

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