大正期のモダンな洋館など　「コヤノ美術館・西脇館」で夜間開館を実施　西脇市

　国登録有形文化財のコヤノ美術館・西脇館（西脇市市原町）では12月より定期的に、夜間開館イベント『ナイトミュージアム』が開催されている。最終月となる2月の実施日は6日、13日、20日、27日で、参加には事前予約が必要。

　同館は、旧国鉄鍛冶屋線建設や西脇商業銀行の立ち上げなどにも尽力した豪農「藤井家」の邸宅として、明治23（1890）年に母屋が建設された。約3000平方メートルの敷地には、応接間や書斎を備えた大正期のモダンな洋館や、昭和初期に建てられた離れ、土蔵が並ぶ。宮大工も感嘆したという一級品の建築様式や、体験可能な秘密の隠し部屋、現在は作ることのできない手織り中継ぎ畳といった見どころに加え、同館館長の小谷野達雄さんが蒐集した美術品や民芸品といったコレクションの展示もある。

　通常は16時までの開館だが、期間中は18時からの見学を受け付ける。観覧可能時間は約60～90分程度で、ガイドによる説明も受けられる。

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