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棚田康司「たちのぼる。」展
現代彫刻家、棚田康司は一貫して木彫に取り組み、特に2001年ベルリン滞在後からは「一木造り」という日本古来の木彫技法によって「少年少女」を彫りつづけてきました。手足が長く脆弱なほど細身で不安定に立ちながらも、揺るぎない意思と神秘性を秘める少年少女たちは、「人間」の本質を現し、今日の世界に生きる人間像を投影しているといえるでしょう。
本展のタイトルにある「たちのぼる。」という言葉は、煙のようにゆらゆらと揺れながら天空へ昇っていく少年少女をモチーフとする、本展初公開となる最新作につけられたタイトルでもある。
2005年に第8回岡本太郎記念現代芸術大賞特別賞、2010年に第20回タカシマヤ美術賞を受賞するなど、日本現代彫刻を牽引する作家の1人として注目されている、明石市出身の棚田康司、初の関西個展。
棚田康司の大学院修了作品から代表的な少年少女をモチーフとする作品、さらに本展のために制作された最新作まで約50点の彫刻、さらに制作の源泉であるスケッチも展示。
伊丹市立美術館隣接の旧岡田家住宅・酒蔵(江戸時代/重要文化財)に作品展示し、歴史的建造物との時代を超えたコラボレーションを実現。
棚田康司「たちのぼる。」展
<アーティスト・トーク:棚田康司>
4月28日(日)14:00〜15:00(予定)
場所:本展会場
聴講無料/要・当日観覧券(申込不要)
<対談:三沢厚彦(彫刻家)×棚田康司>
4月27日(土)14:00〜15:30(予定)
場所:美術館1階講座室
定員:100名
聴講無料/要・当日観覧券(申込不要)
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詳細情報
- タイトル
- 棚田康司「たちのぼる。」展
- 開催日
- 4月6日〜5月26日(日)
- 開館時間
- 10:00〜18:00(入館は17:30まで)
- 会場
- 伊丹市立美術館/旧岡田家住宅・酒蔵
伊丹市宮ノ前2-5-20 - 休館日
- 月曜日(4/29・5/6は開館、4/30・5/7は休館)
- 入館料
- 一般800円、大高生450円、中小生150円
- お問い合わせ
- 伊丹市立美術館
TEL:072-772-7447