編さん1300年を迎えた「播磨国風土記」を特別陳列　姫路市

　姫路市本町の兵庫県立歴史博物館で10月9日、編さん1300年を迎えた奈良時代初期の国別地方誌「播磨国風土記（はりまのくにふどき）」を特別陳列する。12月6日まで。

　全国を統一した古代の朝廷が諸国の事情を把握するために提出させた「風土記」には、当時の地方の様子が記述されている。現存するのは、常陸国（茨城県）・出雲国（島根県）・豊後国（大分県）・肥前国（佐賀県・長崎県）と播磨国の5カ国のみで、同時期に完成した書物には日本の成り立ちが記された「古事記」と「日本書記」がある。同展では、「播磨国風土記」の巻子（かんす）本の複製と江戸時代の冊子本の写本資料などを、風土記の書誌的特徴や収められている神話、伝承の内容とともに紹介する。

　また11月1日には東京大学大学院教授の佐藤信さんによる記念講演会「播磨国風土記の魅力」も実施。参加には事前申し込みが必要。

記念講演会「播磨国風土記の魅力」

開催日時 11月1日（日）13:30～15:30
場所 兵庫県立歴史博物館
（姫路市本町68）

料金 無料
定員 100人※応募者多数の場合は抽選

参加方法 往復はがきに「11月1日記念講演会希望」、住所、氏名（ふりがな）、電話番号を記入の上、送付
※応募締切は10月10日（土）まで

応募・問い合わせ
〒670-0012 姫路市本町68
兵庫県立歴史博物館ひょうご歴史研究室
TEL 079-288-9011

詳細情報