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鉄斎 ―水墨神韻―

古来より「墨に五彩あり」との言葉があるように、墨色の濃淡渇潤で創出される水墨画には色彩を超えた豊かな表情があります。
富岡鉄斎(1836~1924)は、若い頃より中国・南宋以来の山水画の系譜はもとより明清画のさまざまな画法、筆法を学び、吸収することに努めました。初期の硬質で繊細な線描は、晩年には太く大胆な筆致となり、墨色の諧調は神韻を帯びてゆきます。速筆で抑揚のある筆線は対象を的確にとらえ、微妙な濃淡は刻々と変化する気象や光、面をおもわせる黒々とした塊は岩肌や山となって、観るものに力強い実在感をもって迫ってきます。
また鉄斎は「墨を選んで苦心、墨顚(ぼくてん)(墨に心を奪われる人)となる」といい、自身の書画に適した上質な墨にこだわりました。伝来のある和墨・唐墨をもとめ、奈良の古梅園や京都の鳩居堂、名匠と称えられた和歌山の鈴木梅仙とも交遊しました。画題によって墨を選び、その特質をいかした多彩な筆墨表現をつくりだしたのです。
本展では、墨色の美しさに定評がある鉄斎晩年の珠玉の名作を中心に、あわせて所用の墨も紹介します。鉄斎が墨色にあらわした神韻の境地をおたのしみください。

清荒神清澄寺 鉄斎美術館
清荒神清澄寺第37世法主光浄和上の理想とその意志を継承して、半世紀以上にわたって蒐集されてきた画聖、富岡鉄斎の作品を広く公開展示するために第38世法主光聰和上が昭和50年(1975)4月、清荒神清澄寺の境内に開館しました。
清荒神清澄寺所蔵の鉄斎作品は絵画、書をはじめ、鉄斎が絵付を施した器物、或いは手造りの陶器など器玩と呼ばれるものや、先人の構図、筆法などを学びとるために鉄斎が摸写した粉本など多岐にわたり、晩年の傑作を中心に1200余点を数えます。年4回、5回の企画展を開催しています。

写真

詳細情報

開催期間
4月3日[火]~6月10日[日]
前期 4月3日[火]~5月6日[日]
後期 5月10日[木]~6月10日[日]
開館時間
10:00〜16:30(入館は16:00まで)
会場
清荒神清澄寺 鉄斎美術館
宝塚市米谷字清シ一番地 清荒神清澄寺山内
休館日
月曜日 但し4月30日[月・祝]は開館、翌日休館
入館料
一般300円、高大生200円、小中生100円
(老人・障害者手帳を提示の方、各々半額)
アクセス
阪急電車:宝塚線清荒神駅下車、徒歩約20分
(タクシー利用の時は宝塚駅下車)
JR:宝塚線宝塚駅下車、タクシーで約10分
お問合先
清荒神清澄寺 鉄斎美術館
Tel.0797-84-9600

Kiss PRESS編集部

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