レトロな雰囲気楽しんで

『第14回 銀谷（かなや）祭り』　朝来市

　生野（いくの）鉱山が賑わっていた昭和の雰囲気を再現する『第14回 銀谷（かなや）祭り』が9月27日、朝来市生野町周辺で行われる。入場無料。

　1200年の歴史をもつ生野鉱山は、銀や銅などの鉱物を数多く産出し、明治には日本初の官営鉱山として栄えた。最盛期の昭和13（1938）年には、1万人を超える労働者や家族が“鉱山の町”生野町で暮らしを営んだという。

　同イベントでは、街中が歩行者天国として開放され、「懐かしさ」「昭和」をテーマに様々な出店が軒を連ねる。通りに残る古民家にアナログカメラ・黒電話など懐かしい家電製品やアンティーク品を陳列して当時の生活を再現する「古民家ギャラリー」のほか、鉱山の社宅で食べられていたことで名物となった「生野ハヤシライス」をはじめとした特産品や加工品の販売も実施。広場には、1950年代に発売されたダイハツ「ミゼット」やスバル「360」、ホンダ「S800」などの名車・旧車を展示する。さらに、当時運賃1円で鉱山労働者らを運び、一円電車の愛称で知られる明神電車のミニチュア版も運行される。

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