加西市の歴史を探るウォーキングイベント「ふるさと再発見ハイキング〜上鴨の里　殿原廃寺国府寺と秋祭り石部神社〜」が10月12日に開催されます。小雨決行。

今回ウォーキングの舞台となる「上鴨の里」は、日本最古の地誌『播磨国風土記』に記載されている“12の里”の一つで、古代から寺や神社が脈々と息づいていた場所なのだとか。

当日は、朝9時にJA兵庫みらい在田支店駐車場に集合後、奈良時代の殿原廃寺跡として伝えられている『国府寺』や、秋祭りの神事が行われる『石部神社』へと向かいます。コースは、国府寺→石部神社→皇塚古墳→石部神社例祭神事→上鴨の里→JA在田支店の合計約5キロ。

殿原廃寺の鬼瓦と軒丸瓦

国府寺では、学芸員による説明のもと、殿原廃寺の鬼瓦や軒丸瓦などの歴史的埋蔵品について知ることができます。

石部神社の様子

石部神社では年に一度開催される「秋祭り」の神事が拝観できるほか、市指定文化財「皇塚古墳」の山頂からは、上鴨の里を一望できるのも魅力のひとつ。

担当者は「播磨国風土記に登場する『上鴨里』。鬼瓦や仏像の螺髪などの貴重な埋蔵品の展示・説明や、秋祭りの神輿・太鼓の音を聞きながら、秋の里を歩きましょう！」と参加を呼びかけています。