市立伊丹ミュージアム（伊丹市）で8月9日より夏の特別展『虫展』と企画展『inseCrafts～工芸の虫』を開催中。開催期間は『虫展』が9月29日、『inseCrafts～工芸の虫』が9月8日まで。

夏の特別展『虫展』では日本の文化と歴史のなかにさまざまな形で登場する「虫」について、江戸時代を中心とする美術・ 工芸・俳諧・歴史の多彩な分野の作品資料約140点を通して紹介。

『針聞書』永禄11年（1568）、九州国立博物館蔵

「虫」が主役の物語絵巻や、「虫」をとことん観察して作られた図譜、人のお腹のなかで悪さをする「虫」、妖怪として畏れられた「虫」など、実にさまざまな「虫」たちが集結します。

企画展『inseCrafts～工芸の虫』では日本文化のなかにさまざまな形で登場する虫たちを現代の工芸作家18名が表現。多種多様な虫たちが集合します。多様な視点からあらわされた“工芸の虫”が楽しめます。

皆川 禎子『ハナカマキリと蘭』

同時開催の特別展『虫展』の作品資料から着想を得て制作した作品も展示されています。担当者は「ひとあじ違う『虫』展を、ぜひお見逃しなく！」とコメントしています。