昔懐かし手作りアイスキャンディー
老舗和菓子店『餅屋大西』で「アイスキャンディー」と「アイス最中」いただきました 神戸市
長田神社前商店街の老舗和菓子店『餅屋大西』(神戸市長田区)が夏限定で販売している「アイスキャンディー」と「アイスモナカ」を取材してきました。
この日はとても暑い日で、学生さんや会社員の方がアイスキャンディーを片手に持って食べる姿をたくさん見かけました。
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アイスボックスの中にはたくさんのアイスキャンディーがずらりと並んでいます。
3代目店主の大西さん曰く、同店では昭和12年から手作りアイスキャンディーを販売しており、昭和41年から和菓子店として営業を始めたそうです。
特別に、アイスキャンディーを作っているところを見学させてもらいました。スタッフさんの中には、勤続48年の大ベテランさんも!冷凍で固まった大量のアイスキャンディーを取り出し、見事な手際で包装されています。
大西のアイスキャンディーといえば、この”斜めに刺さった棒”が特徴ですが、こちらは冷凍中にアイスが固まるまでの間に棒が自然と斜めに動いてしまうからなのだとか!ちなみに「ミルク金時」や「抹茶粒あん」の場合は、中に入っている小豆が棒を固定する役割を果たすため、真ん中にある状態のまま固めることができるそうです。
さっそく作りたての「ミルクアイスキャンディー」と「アイスモナカ」をいただきました。包装のペンギンのイラストが可愛いですね♪
アイスキャンディーには「白ざらめ」を使用しているそうで、甘味はあるのにあっさりした味わいで、しつこくないミルク感が心地よかったです。
パリパリのモナカ皮にバニラアイスがぎっしり詰まった「アイスモナカ」は、甘い餡子と相性が良く、和菓子好きの方にもおすすめです。味のラインアップはバニラ、粒餡入りバニラ、抹茶全3種類。
「抹茶粒あん」も人気商品とお聞きし、お持ち帰りさせてもらいました。後味すっきりのお茶の味がしっかりしていて、最後、下の方にある甘い小豆と一緒に食べれます。並べて置くと包装の色がカラフルで可愛らしく、お土産にも喜ばれそうです。
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取材中、お客さんの入れ替わりが多く忙しい中、大西さんは優しくお話ししてくださり、奥様の明るい笑顔での接客とテキパキと対応しているスタッフの皆様がいて、『餅屋大西』は地元の方々に愛されてるお店なんだなと思いました。
大西さんはこれからについて「街の高齢化に連れて、若い世代の方に住んでいただいて、活気ある街作づくりにしていきたい」と語り、また「(最近は)若い世代の人たちが、お店の商品をSNSで宣伝してくれるのが嬉しい」と喜んでいました。今年の夏も『餅屋大西』のアイスキャンディーを食べて涼みながら、長田の街を散策したいと思います。