北野メディウム邸の新ブランド「ROSEROSEROSE」が贈る“神戸色”のクレープ 神戸市
神戸市の伝統的建造物に指定されている『北野メディウム邸(旧スタデニック邸)』(神戸市中央区)に、“薔薇と紅茶”をコンセプトとした新しいブランド「ROSEROSEROSE(ローズローズローズ)」が8月1日に誕生しました。
同ブランドでは神戸と異人館の歴史や文化を表現した「オリジナルクレープ」を夜限定で提供しています。素敵なコンセプトに惹かれた筆者は、そのクレープを実際に味わうためにメディウム邸を訪れることにしました。
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メディウム邸は明治20(1887)年に建造された北野最古の異人館で、JR三ノ宮駅から徒歩約15分のところにあります。赤い屋根と白い壁、緑の窓が可愛らしく、夜は建物が美しくライトアップされます。
洋館に足を踏み入れると蝋燭の灯りがゆらめき、一歩進むごとに世界観に惹き込まれていきます。
当時の雰囲気が色濃く残る館内にいると、まるで過去に誘われたかのような感覚になり、いつの間にかその空間の虜になっていました。
クレープのテーマカラーは全部で4種類。ポートタワーの「赤」と六甲山の「緑」、真珠の「白」といった神戸をイメージしたメインの3色と、スタイリッシュな夜の神戸がイメージされた「黒」です。こちらは「夜の北野メディウム邸」にも通じるカラーなのだそう。
今回筆者は11月15日までの「季節限定のクレープ」を2種類選びました。同じカラーのクレープでも旬のフルーツでアレンジされるので、訪れるたびに新しい味に出会えるのが魅力です。
紅茶はムレスナティーの「さくら色のパステル」をいただきました。花が咲いたように華やかな香りに包まれスッキリした味わいです。
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季節限定の「葡萄色のアメシスト〜チーズクリーム仕立て〜」は生地にカシスが練り込まれており、中から生クリームとブルベリーソースが溢れ出します。“こんなにジューシーなクレープがあるんだっ♡”と驚きました。
クリームチーズと生クリームを合わせたソースはチーズケーキのようにまろやかな味わいです。葡萄とブルーベリー、ストロベリーにラズベリーと様々なベーリーとの相性も抜群♪
甘酸っぱいカシスシャーベットが添えられ、食べ応えはありながら後味も爽やかに余韻を楽しめます。
もうひとつの季節限定商品「紅檜皮の無花果キャラメリゼ」は秋の味覚を満喫できるクレープ。
生地には竹墨とほうじ茶が練り込まれ、中にはチョコレートとカスタードが入っていて上品な味わいです。
蜂蜜とレモンでキャラメリゼされた旬のいちじくは口の中で芳醇な甘味が広がります。
ほうじ茶のアイスにマロンクリームを纏いモンブラン風に。大きな栗の甘露煮とともに贅沢に秋の味覚を堪能できました。
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『ROSEROSEROSE』のプロデュースの担当者は「歴史と文化のある北野メディウム邸で、華やかなクレープを味わいながら五感を使って神戸を楽しんでいただきたいです」と語っています。