レトロな商店街にある『TOMMY COFFEE STAND』で心晴れやかなコーヒー体験 洲本市
洲本市街地にあるコモード56商店街は、昭和レトロな雰囲気を残すアーケード街。今回訪れたコーヒーのテイクアウト専門店『TOMMY COFFEE STAND(トミー・コーヒー・スタンド)』は、堀端筋から商店街に入ってすぐの所にあります。
同店は2021年に同商店街のチャレンジショップへ出店。オーガニック豆の使用にこだわる品質の高さとお洒落な感覚が人気を集め、2023年10月に現在の店舗に移転して新たにオープンしました。
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『ふじ一級建築士事務所』の女性建築士がデザインを手掛けた店舗は、木の佇まいが優しく落ち着いた外観。暖簾をくぐると、店主のトミタさんがタイル張りのカウンターの向こうから明るい笑顔で迎えてくれます。
同店ではコーヒーの注文を受ける際に「ビター or マイルド?」とお客さんにまず質問を行います。ほかにも酸味や風味の好みを聞きつつ、各々の“特別な一杯”を丁寧に創り上げます。そんな手間をかけつつも、お値段が手頃なことも嬉しいポイント!
記者もこの日、豊富なドリンクメニューをいろいろと試してみました。
こちらはスッキリとした飲み口が印象的な「アイスキャラメルラテ」。ミルクか豆乳か選べます。
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エスプレッソコーヒーをトニックソーダ割りにした「エスプレッソトニック」は何とも不思議な味わい。ビターな苦味が際立つ中に、ほんのり漂うレモンの風味がじわじわ来ます。
市内の専門農家で採れた果実のシロップを使った「森果樹園さんのなるとオレンジスカッシュ」。柔らかな甘さの中に細かく刻んだなるとオレンジの皮とシュワっと来るソーダの感触が爽やかです。
店内の一画では、様々な紙雑貨類を販売。イラストレーター・ニシワキタダシさんの「しりとりカレンダー」に東京の手紙舎の雑貨、傘作家のひがしちかさんの物など、店主がこだわりを持って仕入れた品々が棚にずらりと並びます。
同店オリジナルのドリップバッグはパッケージデザインが秀逸。絵本「パンどろぼう」の作者・柴田ケイコさんによるユーモアたっぷりのイラストの物は同店の定番品です。イベントや季節ごとの特製バッグは、島内のイラストレーター・fumikoさんによるガーリーな絵柄が魅力的でした。
また同店は島内で行われるマーケットなどにも積極的に参加。先ごろ開催されたイベント「mt project at洲本×S BRICK」では、パートナーショップとしてお店オリジナルの「mt」マスキングテープを販売するなど、地域との繋がりも大切にされています。
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近頃、念願だったコーヒー豆の自家焙煎を開始したという同店。「自分もお客さまも楽しめるお店づくり」を信条とする店主の温かい想いがあふれるコーヒースタンドは、今日も晴れやかな気持になる1杯を求める人が集います。
- 場所
- TOMMY COFFEE STAND
(洲本市本町5-2-22 )
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