神戸・磯上『CAFE Zoé』の珈琲ゼリーのまあるいフォルムに魅せられて♡ 神戸市
神戸三宮の神戸国際会館から東へ徒歩約5分、駅周辺の喧騒から少し離れた場所にある『CAFÉ Zoé(ゾエ)』(神戸市中央区)。
うっかりよそ見をしていると見過ごしてしまいそうな小さなレトロビルの3階で、2009年に開業、今年で16年目を迎えたお店です。
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「ちょっと寄り道して帰りませんか?」のメッセージに誘われて階段へ...
3Fにたどりつくと「やっと会えたね」の文字。
扉を開けると聞こえてくる楽しいおしゃべりや食器の音は、心地よいBGMのよう。友人同士やカップルで、また男性客がパソコンを開いていたり、本を読んでゆったり過ごしているのも印象的です。
ブルーグリーンが効いたおしゃれなカラーリングの壁、そこかしこに置かれたアンティーク家具や雑貨は、まるでパリのアパルトマンの1室のよう。店主の荒井さんは前職で北欧滞在経験があり、その際に買い付けたものや自宅に置いていた家具を持ち込んでいます。
店名のZoéはラテン語が語源で「人生」「生命」といった意味。愛犬の名前(ゾーイ)でもあるそう。「忙しい毎日にひと息ついて、また頑張ってもらえる場所になれば」との想いが込められています。そんな同店で、名物の「珈琲ゼリー」をいただきました。
とにかくその見た目の可愛らしさといったらありません。もともとワイングラスとして使用していたグラスに、半円アイスがピッタリはまった、まあるいフォルム。
乗っかっているのは、実はソルトアイス。とある牛乳屋さんが作る卵不使用のアイスで、開業時から同店には欠かせない逸品です。
コーヒーは、1972年創業の神戸の老舗喫茶店「Coffee Temple」で自家焙煎した豆を、浅煎り、深煎りをバランスよくブレンドした「Zoéオリジナルブレンド」。そのこだわりのコーヒーをしっかり濃く出し、ごく少量の砂糖で甘みを加えたゼリーは、ぷるんと弾力があります。ねっとりとした舌触りのソルトアイスとよく合い、他にない美味しさです!
ここからは秋の新メニューが登場。季節のフレンチトーストに添えるグラススイーツにイチジクが加わります。取材日は試作の段階だったので、プレーンの「フレンチトースト」をいただきました。
たまご液に浸したソフトバケットをバターで焼き上げ、こちらもソルトアイスをトッピング。外はカリっと、中がもっちりなのはソフトバケットだからこそ♪
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自家製ジンジャーシロップを、ドリンクやデザートにアレンジする「ジンジャーシロップシリーズ」も順次登場予定。試作品のアイスドリンクをいただくと、甘いジンジャーグラニテがカフェオレに溶け込んで美味しい~♪底に沈んだブルーべリーとカシスの果肉入りシロップを混ぜながらいただきました。
しっくり落ち着く居心地のいい店内、季節の素材を取り入れて丁寧に作るメニューに、またひとりでふらっと再訪したいとワクワクしながら帰ってきました。平日のみの営業、予約は不可なのでご注意を。