こだわりは「出汁と雰囲気づくり」の鉄板焼き店
思わず飲みたくなる!『鉄板 泰生』でおいしい鉄板焼きに舌鼓 赤穂市
お酒を飲みに行くなら「おいしい」はもちろん、「楽しい」も大切ですよね。その両方を提供してくれるお店が赤穂市加里屋にオープンしたと聞いて、さっそく行ってきました。
『鉄板 泰生』は今年の6月2日にオープンしたばかりの鉄板焼きメインのお店です。
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赤穂の大学を卒業後、大阪の調理師学校で学び京都で経験を積んだオーナーが大学生活を過ごした赤穂に縁を感じ、一念発起して始めた同店。料理のこだわりは京都で学んだ「出汁」を使用することだそう。そんな自慢の料理をさっそくいただいてみました。
まずは新鮮な鶏の「肝生姜煮」を。一口食べると口の中でとろけるようなクリーミーさに驚きます。
臭みが全くなく、上品に添えられた生姜がアクセントになっています。肝に対して苦手意識をもっていた筆者の思いを覆しパクパク食べられたほどのおいしさ。
焼きしゃぶってどんなの?と興味津々でいただいた「鯛の焼きしゃぶ」は、あぶられた鯛がシャキシャキ玉ねぎの上に贅沢にのせられています。ポン酢と出汁でいただきます。
あぶった鯛は初体験でしたが、香ばしくて美味。絶妙に焼かれたぷりぷりの鯛が、大葉や大根おろしの薬味とよく合います。
鉄板で焼く料理は経験がなかったそうですが「奥が深くて可能性を秘めている」鉄板料理に、自分の培ってきた経験を活かせることが楽しいと語るオーナーの人柄は、店内にある同業者をはじめとする多くのお祝いの数々からもわかります。
鉄板焼きといえば食べたいのがホルモンですよね。モツ・シマチョウ・ゼンマイといったミックスホルモンを使った「ホルモン野菜」と合わせるのは絶品の自家製タレ。
思わずビール欲をそそられる味に、取材中なのを忘れてオーダーしそうになりました。
やっぱり鉄板焼きの王道「豚のお好み焼き」もいただきましたよ。使用する具材はキャベツ・天かす・豚肉といったシンプルなものに山芋・オリジナルの出汁が入ります。
出汁がよく効いた生地はたっぷりの山芋が入ることでフワフワの食感に。箸を入れると「え?」て思い、口に運ぶと「あ!」て感じ、思わず「おいしい!」と声が出てしまいました。こんなふわふわ生地のお好み焼きを食べたのは初めてかも!
お客さんとのコミュニケーションを大事にしているオーナーの目標は、地元の大阪でも店を開くこと。「料理はもちろん、お客さんに提供する空間づくりを大切にしたい」と笑顔で語る姿が印象的でした。
同店を訪れるお客さんの笑い声の先には「楽しかった」や「また来たい」という声が聞こえてくるお店です。
- 場所
- 鉄板 泰生
(赤穂市加里屋77-1 )
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