伝統の地・大物川緑地野外能舞台（尼崎市）での「第45回 尼崎薪能」が、5月23日に2年ぶりに開催されます。入場無料。

「第45回 尼崎薪能」

大物川はかつて大物浦と呼ばれた入り江で、源頼朝に追われた源義経が静御前に別れをつげて船出をした場所とされています。

これを描いた能楽「船弁慶（ふなべんけい）」にちなんだ行事として、昭和55年から同舞台において「尼崎薪能」が開催され、尼崎は、能楽「船弁慶」ゆかりの地として親しまれてきました。

当日は、能楽「半蔀（はじとみ）」の上演のほか、尼崎こども能楽教室で日々練習に励む地域の子どもたちも出演。

関連イベントとして、同日5月23日に『旧尼崎紡績本社事務所（前ユニチカ記念館）』にて「能装束展示」（15時30分～17時30分）と「建物の特別解説」（16時～約30分程度）が行われます。

「能装束展示」では、能楽師所蔵の華やかで豪華な装束や道具などを鑑賞し、「特別解説」では、歴史博物館学芸員による建物の歴史や特徴の解説を聞くことができます。