県の重要文化財・旧九鬼家住宅資料館でゴールデンウィークイベント開催　三田市

　三田市の旧九鬼家住宅資料館で5月2日～6日のゴールデンウィーク期間中、多彩な催しが企画されている。入館無料。

　同館は、明治8（1875）年頃に当主・九鬼隆範（りゅうはん）が自ら設計した洋風・和風が混在した「擬洋風建築」の建物。1階の伝統的な民家としての形式と、2階のベランダまわりの洋風意匠との対比が特徴で、神戸の異人館のように外国人のために建てられた住居ではなく、外国人の手によらない日本最初の固有建築文化の一端を示す明治の遺構として、1998年に県の重要文化財に指定された。

　期間中は、茶道の気軽なお点前「お薄（おうす）」を親子で体験できる（5月2日）ほか、普段は非公開の2階部分をスタッフの案内とともに見学できる特別公開イベント（5月3日）、竹トンボや竹馬など昔遊び体験（5月3日～6日）が行われる。

　また同館に隣接する三田ふるさと学習館では、材料費のみで参加できる「ゴールデンウィーク古代体験」も実施されている。

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