世界一に輝いた職人技!老舗でありながら進化を続ける
夙川のパン屋『ブーランジェリー・フリアンド』で人気のパンをテイクアウトしました 西宮市
1951年創業、スタイルを変えながらもこの地で70年以上営む「ブーランジェリー・フリアンド(BOULANGERIE FRIANDE)」(西宮市)に行ってきました。
3代目のオーナーシェフ・谷口佳典さんは、“焼き立てはおいしくて当たり前。明日食べてもおいしく食べられるパンを作りたい”と、製パン技術研修のため渡仏。4店舗で製パン研修を受け、その後2店舗でシェフ・ブーランジェを歴任しました。
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老若男女のお客さんが途切れることなく訪れます。9時から14時頃までの訪問がおすすめで、それ以降はパンが売り切れ次第閉店となります。また、電話での取り置きも可能です(17時頃までの受け取り)。
さまざまなジャンルのパンが約130種並び、フロランタンなどの焼き菓子もスタンバイ。“パンは日常の一部に溶け込むものであってほしい”と、クオリティの高いものがひとつ130円から、全体的に良心的な価格帯です。
5種ほどの小麦をブレンドし、食感と味のバランスを意識。小麦粉に十分水を吸わせて土台を作ることで、時間が経ってもかたくならず、やわらかい状態で楽しめるのだとか。
グルメな人が多い土地柄に合わせて、バゲットは特に力を入れています。もっちりとした食感に仕上げ、ワインのおともにもなりますね。
そのほか、おすすめのパンを紹介していきます。
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「クロワッサン・シロップ」は、フランスパンの生地を使い、外はサクッと中はふんわり。うえには甘いシロップがかかり、口当たり軽く1個ぺろりと食べられました。
創業当時から改良を重ねた「フリアンドのクリームパン」は、生地量に対して2.5倍のクリームがたっぷり詰まっています。あっさり風味で、そえられたアーモンドもいいアクセントに。
シェフ独自の折り込みテクニックで何層にも重ねた「ショコラ・オランジェ」。ザグザグの食感がユニークで、フランス産のビターなチョコレートにオレンジピールの爽やかさが見事に調和。
「五穀ブレッドのあんバター」は、五穀入りのパンで同店流に。あんこは老舗の「池田製餡所」(神戸市西区)の餡を使い、こうばしくプチプチとした歯ごたえが楽しい♪
粗めのパン粉で外側のざっくり食感を演出した「フリアンドのカレーパン」は、対照的に中はもっちり。はじめは甘く、後からスパイシーさが追いかけてくる本格派です。
谷口さんは、2021年に製パン国際コンクール第8回「モンディアル・デュ・パン」にて総合優勝し、世界一に輝きました。「高い技術を身に付けた仲間と出会える素敵な機会でした。これからも私自身やスタッフの『いま食べたいもの』といった視点で新作を手掛けていきたい」とメッセージ。
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現在も月に1回、世界のパン職人と情報交換をするために海外に飛び回っているという谷口さん。いつ行っても変わらぬ味ではなく、常にブラッシュアップしながらそのときどきの“おいしい”ものが見つかりそう!
- 場所
- ブーランジェリー・フリアンド 本店(BOULANGERIE FRIANDE)
(西宮市若松町3-1 )
Google マップ - 姉妹店
- ブーランジェリー・フリアンド 夙川グリーンタウン店
(西宮市羽衣町7-30-013 夙川グリーンタウンB1F)
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営業時間 10:00~19:00
定休日 火・水曜日(年末年始とお盆は臨時休業)
TEL 0798-23-8484 - グルメサイトで見る