遥か遠いケニアの大地—。命と闘う日本人医師がいた。

『風に立つライオン』

　さだまさしによる同名曲のファンである大沢たかおが、小説化と映画化を熱望して実現した『風に立つライオン』が3月14日（土）に公開される。

　監督は、アクション大作『藁の楯（わらのたて）』でも大沢たかおと組んだ鬼才・三池崇史。『黄泉がえり』や『余命1ヶ月の花嫁』など、生きることにひたむきな人間たちの物語を感動的に描いた斉藤ひろしの脚本を得て、“希望”のドラマをケニアの美しい自然を背景に見事に紡ぎだしている。

＜ストーリー＞
大学病院からケニアの研究施設に派遣された日本人医師・航一郎（大沢たかお）。恋人とは離れ離れになるが、アフリカ医療に生涯を捧げたシュバイツァーの自伝に感銘を受けて医師を志した彼にとって、それは願ってもないチャンスだった。充実した日々を送っていたある日、激しい銃創を負った少年兵・ンドゥングが担ぎ込まれる。深刻な心の傷を抱える少年に、航一郎は真正面から向かっていく…。　

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