都会にいながら自然と暮らす。身体や環境にも優しい
食品雑貨と料理教室の「なばな」に潜入してきました 尼崎市
JR尼崎から南へ徒歩12分。住宅街にひっそりと佇む「なばな」(尼崎市)が、なに屋さんなのか?気になって潜入してきました。
勇気を振り絞って入店すると、やさしい笑顔の店主・金岩さんが迎えてくれます。2010年に同店をオープンし、2022年2月まではランチ営業も行っていましたが、現在は食品雑貨の販売や、料理教室を中心に展開しているそうです。
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店頭には、オーガニック食品や雑貨、乾物を得意とする店主が厳選した商品がずらり。“都会にいながら自然と暮らす”をコンセプトに、身体や環境にもやさしいものが購入できます。
ねんどを使った製品も充実。パックや入浴剤、ソープなどが並び、店主のおすすめは「ねんどのハミガキ」。ねんどで歯を磨くの?と驚いてしまいましたが、太古の昔から世界中で使われてきたようで、エナメル質を傷つけず、しっかり洗浄してくれるのだとか。
お試しサイズも用意しているので、気になったものは気軽に手に取りやすいですね。
同店オリジナルの「精進キムチ」。キットのなかには、北海道産の煎り大豆や、愛媛県産の有機大根など間違いのない素材が入り、家庭で好きな食材に合わせて楽しむことができます。
試食すると、韓国唐辛子やしょうがが刺激的。でも後味はすっきりという不思議なおいしさです。唯一無二の味わいに、遠方からこれを買いに来る常連客も多いのだとか。
こちらの容器に入っているものはなんでしょうか!?
正解は「醤油」です。奥で「おひさま醤油」を発酵させているところだったので、見せてもらいました。戦後、長野県の萩原忠重さんが開発し、その思いを受け継ぐ搾り師によって現代にも伝えられているそうです。
このように何人かで集まって醤油を作ったり、砂糖を使わずおやつを作る会や、味噌づくり、衣類を補修するダーニングのワークショップ、キャンプで役立つ炭コンロづくりなど、店主のひらめきで開催される教室は多岐に渡ります。
奥には永遠の看板犬「サブロー」コーナーも。残念ながら2022年3月に15歳9カ月で旅立ってしまいましたが、それまで店主と二人三脚で同店を守り、今でも全国から手紙が届くほど愛されているそうです。
店主は、約15年前から「マクロビオティック」を学び、当時は極めすぎたあまり精神的にいっぱいいっぱいになってしまったことも。今では肩の力を抜きながら楽しまれているようで「大丈夫、だれだって助けてくれる人は近くにいるんです」という笑顔に心があったかくなります。
猪名川沿いの流域で、曜日ごとに出店エリアが変わる「めぐる八百屋 オガクロ」も、毎週木曜の13時から13時50分に同店にやってきます。
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開催されるワークショップは公式インスタグラムで告知(人気のものだと店頭予約で埋まってしまうことも)。毎月「〇月を味わう会」(参加費3,500円)が開かれているため、気になる人はぜひ訪ねてみてくださいね。
詳細情報
- 店舗
- オーガニック&フェアトレード なばな
(尼崎市長洲中通2-9-10)
GoogleMapsで探す - 営業時間
- 11:00~17:00
- 定休日
- 日・月・火曜
※臨時休業はSNSで発信 - TEL
- 06-6481-0205