本場仕込みの熟練シェフが素材の風味を研ぎ澄ます『アッカディ』の本格パスタランチ 三田市
本場イタリアで経験を積んだ実力派シェフが腕を振るうリストランテ『ACCADI(アッカディ)』(三田市)。JR三田駅からは徒歩10分、昔ながらの風情を残す本町通り商店街に移転オープンした同店へ取材に伺いました。
築100年の古民家をリノベーションした空間は、ずっとここに居たくなるような重厚で暖かみがある居心地の良さ。
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開放感のあるフロアは柔らかい日差しがブラインドの隙間からこぼれ、中庭を臨む別フロアでは落ち着いた雰囲気で食事ができます。
オーナーシェフの福永氏は、国内の有名ホテルで働いたのち本場で経験を積むために単身渡伊。新鮮な地元食材で作る料理がシンプルながら味わい深いと称される、イタリアのトスカーナ地方で腕を磨きました。
帰国後は故郷三田に同店をオープンし、旬の食材や地場野菜を使って素材の持ち味を生かしたメニューを提供。「地元の利で、かつての同級生である農家や魚屋に目利きをお願いしているんです」と福永氏。信用できる食材を信頼できるところから仕入れできるのは、お店にとって大きな強みです。
本格的なイタリアンが食べられると評判のランチメニューは、3種からソースが選べるカジュアルなパスタコースのほか、11月からは魚orお肉が選べるちょっと贅沢なコースも用意。月替わりの前菜とスープが一緒になった高コスパのランチです。
生ハムと梨、キノコを使ったフリッタータなど丁寧に盛り付けられる目にも鮮やかな前菜は、月替わりで訪れるリピーターも楽しみにしているそう♪
新鮮な野菜と共にいただくサーモンマリネには、赤ワインビネガーやマスタード、米酢などをブレンドした自家製ドレッシングのピリッとうま味が効いています。
ふっくらとして粒の大きい三田黒豆を使ったポタージュは、枝豆の瑞々しさが伝わるひと品。
中でも”推し”は至極のパスタ!オイルベースのペペロンチーノはお世辞抜きで絶品なんです!
合わせる食材や微妙な調理加減が味を決める、シンプルだからこそ誤魔化しの効かないオイルパスタ。一度食べるとその研ぎ澄まされた風味に魅了されるはずです。
ソースにパスタを絡めていく手技は慣れたもの。
細かいところまで美しく、完璧に。盛り付けにはしっかりソースが絡んでくれるリム付きのパスタ皿を選びます。
一尾丸々乗せられた有頭エビは弾力があって身がぷりぷりで、ずっしりとした重さに感動!このパスタの絶妙な加減は、シェフのセンスと技術の賜物でしょう。
ディナーでは食材を薪台でローストし、本来の味を最大限に引き出してくれる「薪火」イタリアンを堪能できます。
ワインも充実の品揃えで、料理とのペアリングをぜひ楽しんで欲しいとのこと。
カウンター席では、シェフとの会話や調理の臨場感が味わえます。
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トスカーナにインスパイアされた福永氏が、地場食材を中心に使い繰り広げる『アッカディ』。カジュアルにもフォーマルにもぴったりはまる素敵なお店でした。