鮮度抜群のお米を“包む”!ふっくらおむすび
テイクアウト専門店「御結(おむすび)」に行ってきました 尼崎市
「御結(おむすび)」(尼崎市)と青いのれんに書かれたお店が、JR尼崎駅の南に今年4月あらわれました。ここでは、平日朝7時からおむすびとお惣菜のテイクアウト販売を行っています。
一人暮らし歴が長く、オーナー自身もおいしいおむすびを食べて仕事の疲れを癒していたそうで“身体にやさしい料理を届けたい”と満を持してオープン。情報を得ては、関西の道の駅を中心にあちこちお店を飛び回り、独学で研究。その結果、滋賀県のお米がおむすびにするならベスト!という結論にたどり着いたのだとか。
約10種のおむすびがスタンバイ。ひとつ162円から270円で、お米と相性抜群の具材を各地から取り寄せています。ちなみに4月の人気ランキングは、1位「焼さば」2位「しゃけ」3位「鶏そぼろ」です。
琵琶湖の水が豊富に含まれ、水はけの良い土壌で育てられているのが滋賀県のお米のおいしい秘密。農家と取り引きし、注文後精米したものを発送、2〜3日後には同店へ届き、鮮度のいい状態でわたしたちの口へと運ばれています。
通常は袋のまま食べるのが◎ですが、分かりやすくお皿に並べてみました。純白で艶やかなお米、そして握られているといった表現ではなく、“包まれている”といった言葉が似合うふっくらやわらかなおむすびたち。
中を開くと、具材が半分以上を占めています。塩辛くないものは、このようにたっぷり詰まっているため「具材の多さにびっくりした!」とリピーターから声をかけてもらうことも。ひとりで平均3個食べる人が多いそうです。
筆者のお気に入りは「焼たらこ」。ひとくちめから具材が現れ、たらこの香ばしくクセになる噛み応えと、みずみずしく雑味のないお米の旨みが相性抜群なんです。
脂っこさをほどよくおさえた「焼さば」や、出合えたらラッキーの「ねぎみそ」、噛むごとにホロホロの甘辛い肉があふれてくる「牛肉しぐれ」など、どれも印象に残るおいしさ。
冷蔵庫には、ダシから作る無添加のお惣菜も用意。写真の3種のほかに「かぼちゃ」もそろい、おむすびに一品プラスすると満足度も高まります。
おいしいおむすびを手掛けるポイントは炊き方にあり!開業前に、なんとおはぎ屋の店主から、お米を水に浸す時間や炊き時間など、手取り足取り教わったそうです。
スタイリッシュな外観ゆえに、なに屋さんだろう?といった地域の声も。急遽ホワイトボードを設置し、毎日変わる手書きのメッセージにほっこりします。
店頭の食べたいおむすびが売り切れでも、材料さえあれば都度作ってくれるので、遠慮なく声がけを。すべて手作りのため、事前予約がおすすめ。1個からOKで、電話または同店インスタグラムのDMで受け付けています。
現在、平日は会社員や年配の方、週末はファミリーなどに利用されている様子。店主は「学校が多いエリアなので学生さんや、近くに駐車場もあるので尼崎以外の方にもわざわざ来ていただけるおむすび屋を目指していきたいです」とにっこり。
作り手の人柄がにじみでた、心あたたまるおむすびに出合いました。
詳細情報
- 店舗
- 御結(おむすび)
(尼崎市長洲西通2-3-2)
GoogleMapsで探す - 営業時間
- 平日 7:00~13:00、16:30~19:00
土曜 9:00~17:00
※売り切れ次第終了 - 定休日
- 日曜、祝日
- TEL
- 070-4215-0808
※予約は電話、または公式インスタグラムのDMから受け付け