植物群落としては三木市で初めての天然記念物
県立三木山森林公園の「コバノミツバツツジ群落」が三木市指定天然記念物に!三木市
4月21日、三木市の『県立三木山森林公園』内の「コバノミツバツツジ群落」が、植物群落としては三木市で初めて市の天然記念物に指定されました。
「コバノミツバツツジ」は本州西部、四国及び九州北部に広く分布し、4月の初め頃に多数の桃色の花を一斉に付けます。近年急激に減少しており、『兵庫県版レッドデータブック2020(植物・植物 群落)』においても「Cランク(兵庫県内において存続基盤が脆弱な種。環境省レッドデータブックの絶滅危惧Ⅱ類と準絶滅危惧の一部に相当)」に区分されています。
かつて三木市には多く見られたものの、今ではその数が減少しつつあるコバノミツバツツジの群落ですが、公園内の北東部に位置する「ツツジ尾根」付近の遊歩道沿いでは、春になると約2,500株のコバノミツバツツジが開花。環境整備がなされ、維持されている状況は非常に貴重であり、景観的にも優れているとして市の指定文化財の指定を受けたということです。
天然記念物への指定を受け公園の担当者は「年間0.1ヘクタールを目標に、引き続きコバノミツバツツジの生育に適した環境整備を行っていきたい」とコメントしています。
<記者のひとこと>
見ごろは例年4月初旬ということで、指定された時点で今年は見ごろが終了していたそう。来年、またみられるのを楽しみに待ちたいですね!
詳細情報
- 指定日
- 2023年4月21日(金)
- 見ごろ
- 例年4月初旬
- 場所
- 三木山森林公園
(三木市福井字三木山2465-1)
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