ロンドンの空気漂う料理自慢のガストロパブへ
阪急芦屋川『The Clapham Inn(ザ クラッパム イン)』へ行ってきました 芦屋市
小雨がぱらつく日に訪れた「The Clapham inn(ザ クラッパム イン)」は、すでにイギリスでは定着しつつある<ガストロパブ>。そんな英国スタイルのお店に曇りがちのロンドンのような天気はしっくりときます。 [ 広告 ] 記事の続きは下にスクロール [ 広告 ] 記事の続きは下にスクロール
ガストロパブとは、“ガストロノミー(美食)”と“パブ”を組み合わせた言葉で、ただお酒を飲むだけではなくフィッシュ&チップスやローストビーフなどのイギリス料理各種のほか、独自の料理も提供するお店のことを言います。
イギリス人にとってパブは友人に会ったり、仕事帰りに立ち寄ったりする日常生活には欠かせない大切な“社交場”です。オーナーの伊藤さんは、そんな場所を作りたいと2011年に同店をオープンしました。
人々が行き交う姿を眺めながらおしゃべりやビールを楽しめる大きな窓はイギリスにあるパブそのもの。外から賑やかな店内が見えると思わず足を止めて入ってしまいそう。
パブといえばまずはビール。この日のおすすめは、イングリッシュペールエールの代表格「ロンドンプライド」。いくらでも飲めそうなやさしい味わいは現地でも親しまれているのだとか。他に、関西近郊のクラフトビールなど常時7~8種類のタップ(樽生ビール)が揃います。
いただくお料理は、やっぱり定番の「フィッシュ&チップス」。日本人にも馴染みのある真鱈にビールで溶いた衣を付け、高温で揚げます。カリカリ食感とふんわり熱の通った白身魚のコントラストが絶妙で、モルトビネガーをたっぷりかけるのがオススメだそう。
オランダの国民食と言われる「ビターバレン」は、牛肉ブイヨンの濃厚な旨みとスパイスが効いた丸いクリームコロッケ。ポイポイと食べてしまうお代わり必至の一皿。
他にも、牛ひき肉の上にマッシュポテトとチーズをのせてオーブンで焼き上げた「コテージパイ」や「スコッチエッグ」など、伝統的なイギリス料理がメニューに並びます。お酒に合うのは言うまでもありませんね。
伊藤さんはイギリス在住時に現地の人に教えてもらったレシピと、よく通っていたストリートマーケットで移民大国イギリスを象徴するさまざまな国の料理を食べ、味を知りました。今、提供されている料理はまさにその時に覚えたもの。
そんな故郷の味を求めて近くに住むイギリス人や本場の雰囲気を楽しみたい人たちが今日もたくさん集まってきます。
- 場所
- The Clapham Inn(ザ・クラッパム・ イン)
(芦屋市西山町1-7 )
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