高原一帯に広がるススキに新たな芽吹きを

『上山高原山開き・山焼き』美方郡新温泉町

兵庫県の北部、鳥取県境にある扇の山に広がる上山高原で、復元作業のための山焼き作業と自然観察のイベント『上山高原山開き・山焼き』が4月15日に行われます。参加には4月7日までの申込が必要。雨天の場合は翌日の4月16日に変更。

残雪を眺めながら早春を感じられる春恒例のイベント。当日は上山高原ふるさと館（美方郡新温泉町）に集合し、上山高原山開き宣言をして、山焼き作業と自然観察を体験することができます。この山焼きは、高原一帯に広がるススキの新たな芽吹きを助け、草原を維持するために行われています。

事前申込で簡単な昼食も用意されるそう。参加者は、防寒着、火に強い服装・履物など山歩きの服装をして参加してください。料金は大人2,000円、小学生以下1,000円。

＜記者のひとこと＞
上山高原（兵庫県新温泉町）では、絶滅が危惧されているイヌワシの生息環境の保全など豊かな自然を守るために、20年以上前から自然再生事業が行われているのだそう。2017年からは、刈り取ったススキを茅葺き用の茅として利用するプロジェクトも実施され、資源の活用や経済的な効果も生み出す取り組みにもつながっています。

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