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揚げたてのパチパチ音!五感で楽しむ名物天ぷらそば

福原『松濤庵』に行ってきました 神戸市兵庫区

「東の浅草、西の新開地」と称されるほど賑わっていた歓楽街に隣するここ福原は、かつては日本有数の花街として知られ、当時は芸者さんの姿もたくさん見られていたそう。
新開地駅から歩いて5分ほどの場所です 新開地駅から歩いて5分ほどの場所です
その一角に店を構える『松涛庵(しょうとうあん)』は、創業100年を超える老舗のお蕎麦屋さん。お祖父様である初代・酒井又市さん、お父様の荘輔さんの後を継ぎ、いまは酒井佳織さんが3代目としてお店を切り盛りしています。
広い店内はカウンターとテーブル合わせて44席 広い店内はカウンターとテーブル合わせて44席
以前は「松竹座」、今は「喜楽館」など演芸場の近くということもあり、毎日たくさんの噺家さんが訪れるそうで、なかでも三代目・桂米朝さんはここの「天ぷらそば」が大のお気に入りだったとか。今回はその名物の一杯をいただきます。
「天ぷらそば」750円(税込)に「きつね」150円(税込)をトッピング 「天ぷらそば」750円(税込)に「きつね」150円(税込)をトッピング
注文後、ほどなくして運ばれるおそばですが、その登場の仕方がすごい! なんと、パチパチと音を鳴らしながら近づいてくるのです。厨房で揚がったばかりの海老の天ぷらが、まるでおつゆの上ではねているかのような音。
器いっぱいの大きな海老の天ぷら! 器いっぱいの大きな海老の天ぷら!
目の前に置かれても、立ちのぼる湯気と共にジュ―ジュ―と音を立て続けています。そこに別皿の青ねぎをたっぷりかけて、さっそく一口いただきます。
青ネギのいい香りがそばに合います 青ネギのいい香りがそばに合います
ごま油の芳醇な香りに続いて、さくっという揚げたての衣の音と共に大きな海老の食感が。そのしっかりとした歯ごたえは一尾で十分満足できるボリューム。

この、かつお出汁のおつゆが絶品! この、かつお出汁のおつゆが絶品!
少し甘みのあるおつゆは、あっさりとし、しつこさを感じません。カツオによる香り高いお出汁には雑味のない透明感があり、そこに天ぷらからしみ出た油が、おつゆ全体にコクを足してくれます。

つるつるっといただきます つるつるっといただきます
ここで、麺をすすりながら口中へ。そばの香りは少ないものの、ほんのりとした甘みが広がります。上質なそばの実の中心部分だけを使った「更科蕎麦」を使っているとのこと。真っ白で美しい姿に、つるんとした喉越しも心地よい。
重みで手が震えるほどのお揚げ 重みで手が震えるほどのお揚げ
今回は人気の「きつね」をトッピング。天ぷらの下に隠れていた大きな揚げは、その厚みに加えて、お箸で持ち揚げればずっしりと感じる重量に驚き。

口に含むと肉厚でしっかりとしており、煮汁がじゅわっとしみ出す美味しさの中に豆腐の味も感じられます。
三田米を使った「おにぎり」300円(税込) 三田米を使った「おにぎり」300円(税込)
もうひとつの隠れた人気メニューが、俵型に形作られたおにぎり。昆布2個と梅1個にお漬物が付いていて、おそばと一緒に多くのお客さんが頼んでいます。
酒井佳織さん(右)と妹の真由美さん(左) 酒井佳織さん(右)と妹の真由美さん(左)
お昼時は満席になることも多い同店ですが、比較的回転は速いそう。通し営業なので、時間をずらせばゆっくりといただけますよ。

詳細情報

場所
松涛庵
(神戸市兵庫区福原町15-5)
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営業時間
11:00~17:00
定休日
日曜日
TEL
078-575-2295
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Kiss PRESS編集部:大﨑

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