美味しいワインと自然野菜で心潤う小粋な『隠れ家』
ワイン&野菜バル『あわじ札の辻ベース』に行ってきました 洲本市
うららかな春の日、洲本市五色町広石地区に昨年9月にオープンしたワイン&野菜バル『あわじ札の辻ベース』に行ってきました。
県道66号線沿いにある交差点「札の辻」は、のどかな農村地域にあります。お洒落なバルがなぜここに?と疑問に思う記者。
交差点のすぐ西側にある「あわじ札の辻ベース」は、黄色く塗られた木のドアと窓が印象的です。
同店では週末に、厳選されたワインと季節の野菜を使ったバル料理やパスタランチ等を提供。マスターの堀隆夫さんは、飲食業歴34年の大ベテランです。現在、大阪と淡路島の2拠点生活を送っていて、大阪市でも野菜バル「てんまのいえ」を経営しています。
堀さんがこだわるのは、自然農法によるオーガニック野菜。自身も有機農業の経験を持つ堀さんは『森本自然農園』をはじめ、島内の野菜農家等から新鮮で安心な野菜を仕入れます。素材の“旬”を大切にする同店では、季節ごとに変化あるメニューが楽しめます。
この日は、生パスタランチセットの「淡路島サクラマスと菜の花のペペロンチーノ」を頂きました。いかにも淡路島の春らしい組み合わせ!ちなみに同店では、淡路麺業の無添加生パスタを使用しています。
「淡路島サクラマス」は、3月〜5月限定で出回る希少なブランド魚。お刺身が熱々のパスタの熱で、程よくミディアム状態に。しっとりとした甘みのある身が、舌の上でほろほろ崩れます。
パスタのソースは、ニンニクとアンチョビを使ったバーニャカウダ風。あっさりと、でも独特のコクがあり、素材の味を良く活かしています。
ランチセットにはタパス3種類が付きます。タパスとは、スペイン料理での “小皿料理”のこと。この日は自家製ピクルスと「薩摩黒豚の自家製炙りベーコン」、それにスペインオムレツを頂きました。
スペインオムレツに、さりげなく焼き込まれている葉玉ねぎ。島では春の定番野菜です。トロッとした食感が新鮮で、絶妙な組み合わせです。
こちらは「お薦めタパス料理プレート」5点盛り合わせ。う~ん、帰りの運転がなければ、ワインが飲みたい!同店では、運転者のためにノンアルコールドリンクも多数用意。細やかな配慮が光ります。
「地域の生活に溶け込む店にしたい。地元の人が家族や仲間と一緒に、大切な機会に訪れてくれる場所になれば」と話す堀さん。
マスターの堀さんが様々な思い入れを込めた、しなやかで小粋なお店。穏やかで温かい店の雰囲気は、『隠れ家』という形容がぴったりです。
現在、堀さんが一人で切り盛りする同店。ヴィーガン対応やテイクアウトの相談も可能です。「来店時はできる限り事前予約の上、お越し頂けると幸いです」と、堀さんからのお願いです。
詳細情報
- 場所
- あわじ札ノ辻ベース
(洲本市五色町広石下1459-1)
GoogleMapで探す - 営業時間
- 月曜日、火曜日
18:00~22:00
火曜日(ランチ)
12:00~14:00(ラストオーダー13:30)
※詳細についてはInstagramで確認 - 定休日
- 月曜日~木曜日
- 予約・問い合わせ
- SNSのDM、または090-4907-4755(堀さん)
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