あの人気焼き鳥店の親子丼がお昼に食べられる！

『とり召しくらわんか』に行ってきました　神戸市中央区

神戸・花隈にある『えぇとこどりくらわんか』は17年続いている焼き鳥屋で、予約なしでは入れないほどの人気店です。そこの焼き鳥の美味しさは言うまでもありませんが、人気なのが〆の親子丼とそぼろ重。
花隈駅からすぐ。元町駅からも歩いて10分かかりません
「夜だけでなくお昼にも食べたい」というお客様の声を受けたオーナーの伊藤巧巳さんは、本店の対面にあった2号店をリニューアルし、1月5日に『とり召しくらわんか』としてランチ営業を開始。本店で出しているものと同じものが、昼食としていただけるようになりました。
お昼はこの2種類のみ提供
まずいただくのは、オレンジ色に近い濃い色味を帯びた半熟の卵がインパクト大の「親子丼」。「旨赤卵（うまからん）」という鹿児島のブランド卵を使用しているそう。早速スプーンで口に運びます。
これが人気のぷるぷる、つやっつやの「親子丼」
炭の香ばしい匂いが鼻に抜け、とろとろの卵に絡まった鶏肉を噛むと、旨味が口の中にふわっと広がります。ご飯と一緒にかきこみたくなる衝動を抑えながら、上品にもう一口。すると今度は食感の違う鶏肉が登場。
ごろごろ入っている鶏肉にとろとろ玉子が絡みます
「うちは鳥取の大山どりを使っています。親子丼に合わせて、モモ、ムネ、セセリの3種類の部位を選びました」と伊藤さん。ジューシーなモモに、ムネはほろほろ、セセリのこりこり感とそれぞれの味と食感を楽しめる、まさに焼き鳥屋さんならではの親子丼です。
鶏スープ、漬物が付いた「親子丼」880円（税込）
最初に感じた強い炭の香りは土佐備長炭によるものだそうで、大きな白葱の焼き目からも燻されたいい匂いがします。炭のグレードで香りはもちろん味も変わるらしく、強い甘みにじゅわっとろりとした口当たりは、鶏肉の美味しさに引けを取らないほど。
奥に広く続く店内はカウンター7席、テーブル14席、座敷10席
合わせて「そぼろ重」もいただくことに。鶏そぼろがぎっしりとしきつめられたお重には、海苔と胡麻がふんだんにのっており、真ん中には輝く卵黄が。もちろん、こちらも「旨赤卵」です。
特製のたれがじっくりしみ込んだ鶏そぼろ
まず、そぼろとご飯を一口。こちらは砂糖を使わず水あめで甘味とコクをだした、親子丼よりも濃い目の味つけ。モモやムネだけでなく、なんこつなどいろんな部位を合わせて挽くことで、単一部位では感じられない複雑な旨味のそぼろが味わえます。
色鮮やかな「旨赤卵」の卵黄はしっかり固めの弾力
卵黄を崩して合わせるとまろやかさはもちろんですが、卵が持つ美味しさもしっかり。濃厚な味ながら特有の臭さが全く感じられません。
鶏スープ、漬物、白葱が付いた「そぼろ重」880円（税込）
こちらには白葱も付いていて、シャキシャキとしたみずみずしさと共にいただくとさっぱりとし、どんどん食べ進めてしまいます。
藤原店長（左）と伊藤オーナー（右）
お米は山形の契約農家から取り寄せている「雪若丸」を使用しており、大粒で甘みが強く弾力のある食べ応えに加え、その量は280ｇとボリュームたっぷり。

「午後からも頑張ってもらいたいから。足りないとお腹すいちゃうでしょ」と笑顔の伊藤オーナー。ランチで応援されているようで、嬉しくなってしまうお店でした。

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