「冷凍」でも「ぬくもりの味わい」はそのまま♪
地元で長年愛されていた茶碗蒸しが冷凍食品に 豊岡市
豊岡市瀬戸の仕出し店『とこせん』が、冷凍茶碗蒸し「トコシェのエグリッチ」の販売を開始。但馬産の食材を使ったこだわりの逸品です。
『とこせん』は1912年、現在代表を務める大江貴樹さんの祖父母が駄菓子店として開店したのち、食料品店に。教師から店に嫁いだ大江さんの母・美代子さんが「働く女性の家事の役に立ちたい」と当時あまり主流でなかった「総菜」の販売を開始すると、瞬く間に人気を集めたそうです。
美代子さんは2015年に他界。貴樹さんが継いだ店は2019年に閉店となったものの、母・美代子さんの想いを受け継ぐべく商品を全国展開することを決意。多くの商品の中から選んだのは、店に並べるとすぐに完売していた「茶碗蒸し」でした。
消費期限が1日から2日と短い茶碗蒸しは、冷凍することで賞味期限が5カ月に。化学調味料を使わず、すっきりとした味に大きくグレードアップしました。具材は但馬産の食材を中心に厳選。具材などが入った袋を水やぬるま湯で解凍したあと容器に移し、湯を張った鍋で10分ほど蒸せば、蒸し器を使わずとも出来上がります。
商品に込めるのは「少子高齢化の中、若者やお母さん、高齢者の方々が生き生きと働ける町づくりに貢献したい」という想い。母・美代子さんから受け継いだ「味」と「想い」は、豊岡から全国へー。
<記者のひとこと>
きくらげやかまぼこ、大きなエビが売りの冷凍茶碗蒸しは簡単に食べられるので、キャンプに持っていくのもおすすめだそう。あったかい茶碗蒸しに込められた想いを知れば、味わいもさらに深いものになりそうですね。
詳細情報
- 価格
- 6個入り2,900円(送料別)
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