伝統的かつ驚きのあるケーキで存在感を放つ超人気店
『ma biche ‐マ ビッシュ‐』に行ってきました 芦屋市
JR芦屋駅から北へ5分ほど歩いたところに、ゆらゆらと緑の葉が揺れる木陰の向こうに見えるガラスのドア。外から覗いてみるとたくさんの人が見えます。その時、前を通り過ぎた一人の女性が足を止めてまたお店の中へ入って行きました。 [ 広告 ] 記事の続きは下にスクロール [ 広告 ] 記事の続きは下にスクロール
2017年にオープンした『ma biche ‐マ ビッシュ‐』は、ケーキ激戦区・芦屋で愛され続けているケーキ好きなら誰もが知る村田シェフのお店です。
店内はあたたかさ感じる木の家具や子どものおもちゃ、フランスへの想いを馳せるような皮のスーツケースなど、やさしく落ち着いた雰囲気で、ふんわりと鼻をくすぐるバターの香りが漂っていました。
ショーケースに並ぶ15種類以上ものケーキはどれも洗練されたデザインで、あれもこれもと目移りしてしまいそう。
オープン当初からのファンも多い「ムラングシャンティ」は、メレンゲ、生クリーム、フルーツのいたってシンプルなケーキ。それだけにシェフの技術や感性がわかるお菓子なのだとか。
ひと口食べてみると生クリームはミルキーでありながら軽い口当たり、サクッ、シュッと溶けるメレンゲに驚きます。
「シューピスターシュ」は、キルシュを使ったピスタチオのクリームに砕いたピスタチオがアクセントになっています。クリームが濃厚に感じられるのはバタークリームを加えているからだそうで、だからといって重たくなくどんどん食べ進めてしまいます。
大阪の有名ホテルや阪神間の名店を経て独立された村田シェフ。大きなホテルでは質の高い素材に触れ、さまざまなジャンルの人に出会えたこと、神戸のパティスリーではお菓子そのものに向き合い、集中できる環境で過ごされました。
その貴重な経験は、今のお店やお菓子作りにも生かされているとのこと。
確かな素材と技術で「丁寧なお菓子作りを続けていれば、素材は必ずついてきてくれます。それがお客様に伝わればこんな幸せなことはないですよ」と語ります。
一度完成したケーキもまだ進化できるのではないかと日々、試行錯誤を重ねているのだそう。これからもクラシックでありながら驚きのあるケーキを作り続けてくれそうですね。
- 場所
- ma biche ‐マ ビッシュ‐
(芦屋市大原町20-24 1F )
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