海を見下ろす古城の傍で和スイーツと人の輪を楽しむ
洲本城跡本丸に新オープンしたカフェ『HANARE』に行ってきました 洲本市
淡路島洲本市三熊山の洲本城跡本丸に元からあったお茶屋をリニューアルしたコンセプトカフェ『HANARE(ハナレ)』が3月18日にオープンしました。
カフェを運営するのは、なんと淡路島の社会人サッカークラブ「FC.AWJ」!現在は、原則土曜日と日曜日のみの営業です。
1999年に国の史跡に指定された洲本城は、壮大な石垣を誇る山城。現在は、1927年に建築された日本最古の模擬天守閣があり、天守台からは洲本市の情景が一望できます。
そのお城を見上げる場所にあるのが売店=カフェ「HANARE」。いつもは女性専任スタッフが運営していますが、今回はFC.AWJのCOO(最高執行責任者)の三上昴さん、選手の太田潤さん、クラブスタッフの井上和也さんが取材に応じてくれました。
「HANARE」で現在提供されるのは、和スイーツとドリンク類。3月のオープン以来、開店のたびに多くの観光客や地元の人でにぎわいます。
今回まず頂いたのは「みたらし団子」。お団子やおぜんざいのお餅は、注文されてから網で焼くので、焼きたてアツアツです。お店の表側にあるベンチで、お城を見上げながらほおばると、しょうゆベースのしょっぱいタレが絶妙にからんだお団子が、何とも良い感じ。
次は「ぜんざい」を頂きます。女性専任スタッフが作った自家製のおせんざいに、焼きたてのお餅が入ります。ガッツリとした甘さに、山を登って来た疲れが心地よく癒されます。
さらにホットコーヒー。島外のコーヒー専門店から取り寄せたこだわりのコーヒーを、豆から挽いて淹れてくれます。深煎りの苦さがスッキリと爽やかで、口当たりの良い一杯です。
ところで鮮やかな黄色が目を引くお店のカウンター、実は玉ねぎを入れるコンテナでできています。淡路島によくある物でカッコ良さを表現する試みだとか。
開店直後で今は広々とした店内は今後、淡路島の産直品やおみやげ物等も取り扱う予定だそうです。
「『淡路島に愛される場所づくり』が、この店のコンセプトです」と三上さん。歴史あるこの場所を、地元の人と観光客が交流できる場に発展させたいと話します。「自分たちスポーツ人が、そうした活動をすることに意義があると思っています」
お店の季節感も大切にしていきたいという三上さん。これから夏にかけてソフトクリームやソフトぜんざいなど、新たなメニューを模索中とのことです。
開店時には、FC.AWJの仲間たちやサッカースクールの子どもたちもぶらりと訪れてにぎわうという同店。美しいお城と景色のもと、いろんな人の輪を楽しめる新たなカフェは、歴史を未来につないでいきます。
詳細情報
- 場所
- 洲本城跡本丸売店『HANARE』
(洲本市小路谷972)
GoogleMapsで探す - 営業日
- 土曜日、日曜日、祝日(不定期)
※詳細は公式Instagramでチェック - 営業時間
- 8:00~17:00(L.O.16:30)
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