酒屋さんが作る絶品の焼き芋⁉口の中に広がる幸福感がたまらない
期間限定『田中酒店』の石焼き芋を食べに行ってきました! 養父市
地元の酒屋として地域の飲食店やお客さんに愛され続ける養父市の『田中酒店』。その一角に11月~6月中旬の期間限定で「石焼き芋」の販売をしていると聞きつけ、行ってきました! [ 広告 ] 記事の続きは下にスクロール [ 広告 ] 記事の続きは下にスクロール
明るく出迎えてくださったのは、現店主の田中正司さん。
2020年春に起きた緊急事態宣言の影響でお得意先である飲食店の営業が完全停止した際に、このピンチをチャンスに変えようと、出来たての焼き芋を自宅まで宅配するサービスを開始したのが焼き芋販売の始まりなんだとか。
「お酒はある一定層の方にしか届かないけれど、焼き芋なら小さい子どもからお年寄りまで食べてもらえるだろう」と考えたそうです。行動力抜群のエピソードに、聞いているだけで勇気がもらえました!
焼き芋はガス式の“焼いも機”で焼いており、1日30本程度の数量限定。必ずゲットしたいときは前日までの予約がおすすめです。もしくは焼き上がり時間の12時前後を狙って訪れましょう!
販売しているお芋の品種は「紅はるか」「シルクスイート」「鳴門金時」の3種類。お芋の仕入れルートにも人と人の繋がりを感じるエピソードが盛りだくさんで、田中さんの温かなお人柄にほっこりさせられました。
ガスで熱した熱々の石の上にお芋を置いて、約2時間じっくりと焼きます。小まめにお芋の状態をチェックされているので、想像以上に大変そうでした…!
左からシルクスイート、紅はるか、鳴門金時が並んでいます。色や見た目の違いは、並べてみるとよく分かりますね!早速、焼き芋3種類を食べ比べさせていただきます。
まずは茨城県産のシルクスイートを。しっとり滑らかな舌触りが特徴で、しっかりとした甘さを感じるものの、後味はさっぱり。
冷凍庫にストックがあるほど焼き芋大好きな私は、今まで紅はるか一択でしたが、シルクスイートってこんなに美味しかったんだ!と改めて気づかされました。
続いて人気ナンバーワンの紅はるかを実食。こちら、千葉県にある石田農園の『金蜜芋』という“蜜、甘さ、香り”の3要素を最高品質に仕上げた特別なさつま芋で、あまりの人気に1月頃には販売終了してしまうそうです。
ほらほら、見てください!この宝石のようにキラキラと輝く琥珀色の蜜…!もうこれは芋好きにはたまりません。
最後は、徳島県産の鳴門金時里むすめ。鳴門金時といえば、“里娘”と言われるほどの鳴門金時の王様で、ホクホクした食感が特徴です。今年は熟成がうまくいったそうで、鳴門金時とは思えないほどの甘さとしっとり感に驚きました。
但馬エリアを中心にイベントなどで出張販売もされているので、どこかで見かけた際はぜひ立ち寄ってみてくださいね。
田中さんの本業は酒屋さん。自然派ワインと但馬の地酒を豊富に取り揃えてあり、地元の酒屋さんとは思えないほど、各地から仕入れた珍しいお酒が並んでいます。
中でもおすすめなのが、養父市の太鼓判にも選ばれている「但馬ほまれ」。養父市の農業特区に認定された“能座(のうざ)”という場所で作られた酒米を使用した日本酒です。
最後に焼き芋を美味しくする秘訣を聞くと、「美味しくな~れ!」と唱えながら焼いていますと笑いながら話してくれる田中さん。焼き芋だけでももちろん、お酒好きも楽しめる「田中酒店」をぜひ一度訪れてみては。
- 場所
- 田中酒店
(養父市八鹿町八鹿65-3 )
Google マップ - 焼き芋販売期間
- 11月下旬~6月中旬頃
※無くなり次第終了