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え、こんな場所に?町中華の枠を超える名店を発見!

中華料理店『遊水(ゆうすい)』に行ってきました 神戸市中央区

センタープラザ西館の地下にある『遊水』は、知る人ぞ知る中華の名店。オーナーの法橋正敏(ほっきょう・まさとし)さんは塚口の中華料理店『愛蓮』で修業後、腕を磨くために上京。『重慶飯店』や『四川飯店』を経て『聘珍樓』香港本店に渡るなど、名だたる一流店で研鑽を積まれます。
神戸最大の料理店街、センタープラザ西館地下にあります 神戸最大の料理店街、センタープラザ西館地下にあります
「当時の南京町は北京や広東料理店が主で、四川料理のお店がなかった。本格的な四川の味を学ぶには東京に行くしかないと思い立ち、住む場所も決めず身一つで向かいました」と当時の思い出を笑いながら話してくれる法橋さん。その華麗なる経歴に、ただただ驚かされます。

法橋さんの料理を求め、住吉の「正」からの贔屓筋も多い 法橋さんの料理を求め、住吉の「正」からの贔屓筋も多い
2003年に神戸へ戻り、住吉で本格潮州料理店『正(ツェン)』を立ち上げ人気を博しますが、体調を崩し惜しまれながら休業。

その後、2013年に現屋号である『遊水』を三宮でオープンし、ここセンタープラザに移転してからは「高級な料理をカジュアルに、食べやすい価格で楽しんでもらえる店を開こう」とコース料理をなくし、アラカルトでオーダーできる形態にメニューを一新。
奥に長く広がる店内はカウンター12席 奥に長く広がる店内はカウンター12席
「通常のランチは4種類の麺のみ。火曜と金曜は麻婆豆腐とよだれ鶏の2種類の定食を用意しています。町中華の王道です」という法橋シェフ。今回は人気の高い「担々麺」(850円・税込)をいただきます。

そもそも本場四川の「担々麺」は、業者が天秤棒を担いで売り歩いていたため、汁がこぼれないよう汁なしの和え麺が本流。それが日本では辛さを抑えたクリーミーな汁そばに変化したのだそう。
びっしりと表面に浮かぶ煎り胡麻 びっしりと表面に浮かぶ煎り胡麻
さっそく「担々麺」が着丼。そのまろやかな見た目のスープをひと口いただくと、町中華のレベルを軽く飛び越えているのがわかります。

さらりとしつつも濃厚でクリーミーな舌触りに、芝麻醤の華やかな胡麻の香ばしさ、そこにピーナッツバターのまろやかな甘みをまとったコクが加わり、もうこのスープだけでも幸せ。
濃厚な吸い口なのに、後味はさらり 濃厚な吸い口なのに、後味はさらり
辛さの刺激に頼らない美味しさは、ひっかかりがなく食道から胃にすっと落ちる優しい味。薄く味付けした豚肉そぼろや野菜はアクセントになりつつも邪魔をせず、中太ちぢれ麺に合わせれば存在を増し、器の中の味と食材のバランスに感動させられます。
じっくり漬け込まれた鶏にたれが絡みます じっくり漬け込まれた鶏にたれが絡みます
一緒にいただいた「よだれ鶏(920円・税込)」も秀逸でした。四川伝統の調味料である甜醤油(テンジャンユ)と黒酢をベースに、辣油、山椒油、スパイスなどの香り豊かなタレに絡むのは、しっとり柔らかな身質の鶏肉。

野菜の清涼感と、素揚げした皮つき落花生の風味にカリッとした食感も楽しく、中華五味(甜、酸、咸、苦、辣)の調和を体感できる一皿です。
紹興酒などずらりと並ぶカウンター。夜は「ちょいのみセット」(900円・税込)も人気 紹興酒などずらりと並ぶカウンター。夜は「ちょいのみセット」(900円・税込)も人気
「夜はアラカルトだけですが、毎月第三週はコース料理を毎日提供しています」とのこと。法橋シェフの味を満喫できるディナーコース!人気なので予約必須ですよ。
店内黒板に書かれたディナーコースの詳細。この内容で3,850円(税込)! 店内黒板に書かれたディナーコースの詳細。この内容で3,850円(税込)!

詳細情報

場所
遊水
(神戸市中央区三宮町2-11-1 センタープラザ西館 B1F)
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営業時間
ランチ 11:00~15:00(L.O.14:30)
ディナー 17:30~21:00(L.O.20:00)
定休日
不定休
TEL
090-3846-0513
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Kiss PRESS編集部:大﨑

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