10種類以上の野菜がたっぷり食べられる彩り豊かなランチ

『あんず食堂』に行ってきました　伊丹市

JR福知山線「伊丹駅」から徒歩8分。駅前の商店街は、冬のイルミネーションの準備に大忙し。そんな冬の始まりを感じながら商店街を通り抜けしばらく歩くと、阪急伊丹線伊丹駅へと続く商店街の交差点角に老若男女で賑わう一件のカフェがあります。カフェのロゴが入った大きな垂れ幕が目印の「あんず食堂」です。


この日は平日で、お昼時はとっくに過ぎているはずの14時頃。それでも店内は満席で、私が入店した後もお客さんが絶えず来店されていました。

店内にはテーブル席とお座敷席、そしてカウンター席があります。アンティークの木製インテリア、壁にはドライフラワーが飾られており、オシャレで温かく、落ち着いた雰囲気のカフェです。

看板メニューの10種類以上の野菜が食べられる「あんずらんち」を注文しました。日替わりのメイン料理とサラダ、自家製マリネに小鉢が4種、スープにごはん、そして食後のドリンクが付いています。ごはんはおかわり自由です。
「あんずらんち」1,450円（税込）
あんず食堂では、日常で気軽に『野菜を食べる』をコンセプトに野菜ソムリエの店主がお野菜たっぷりのお料理を提供しています。
メイン料理「チキンカツ和風マスタードマヨソース」
『いつもと違うおかずを作りたいのに…』『いつもと違うお野菜を食べたいのに…』『毎回スーパーで同じ野菜ばかり買ってしまい、レパートリーも同じような料理ばかり…』。あんず食堂では、そんな悩める主婦層のために、真似したくなるようなお野菜たっぷりのお料理を提供することをモットーにされています。
（左）「トレビスとほうれん草のペペロン炒め」、（右）「白菜とうす揚げのひじき煮」
『例えば、スーパーの片隅や道の駅などで見かけるちょっと変わった珍しいお野菜。難しいレシピは必要ありません。塩昆布を和えるだけで簡単に美味しく食べられるんですよ』と店主は語っていました。
（上）「長芋のポテサラ」、（中）「たくあん」、（下）「紅大根とブロッコリーの塩昆布和え」
あんず食堂の由来もお聴きしました。元々同じ伊丹市内で洋食カフェ「my cafe 2015」を営んでおられた店主は、新型コロナをきっかけにカフェを移転リニューアルすることを決断。商店街の現店舗に移転することが決まった際に、幅広い客層になることを見込み、栄養バランスや健康を考えたカフェにすることにしました。

そこで店主自ら野菜ソムリエの資格を取得し、洋食屋から和食屋に転換されました。漢字で「木(植物、野菜)」を「口(食べる)」と書く「杏(あんず)」に、和食屋ということで「食堂」を付け、「あんず食堂」と名付けられたそうです。
「本日のスープ」※この日はオニオンスープ
そして、私がこのお店を気に入った点はもう一つあります。それは、彩り豊かで視覚的にも楽しめる料理だということ。スタッフが全員女性で、女性ならではの目線で作られているからでしょうか。料理の満足度も高く、その上写真映えも狙えるとなると、連日満席になるのも納得です。

とても人気のカフェのため、狙い目の時間帯は無く常に満席か満席に近いです。そのため、時間に余裕の無い場合は電話予約をしてから来店することをオススメします。予約無しでもし満席だった場合は入口で名前と電話番号を書き、席が空き次第スタッフの方がお電話されていたので皆さん並ばずに待ち時間を自由に過ごされていました。

「もっちりシフォンケーキ」
手作りの「もっちりシフォンケーキ」など、テイクアウトスイーツも用意されています。

お野菜を美味しく食べられ心身ともに癒されるカフェです。ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

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