贅を尽くした焼肉コースのとりこに♡

三宮の名店『焼肉きた松別邸』に行ってきました　神戸市中央区

掲載日:2022/12/12

神戸牛をはじめとする、選りすぐりのお肉を“部位”にまでこだわって提供する『焼肉きた松別邸』。オープン以来、神戸の食通たちを唸らせてきた三宮の名店です。

今回はそんな同店が誇る、贅を尽くした焼肉コースを取材してきました。特別なお肉、特別な料理、特別な演出の三拍子揃った、至福の焼肉体験の模様をレポートします！

お店があるのは地下鉄三宮駅から山側へ数分歩いた先、東門筋沿いにあるビルの1階。

店内には、取り扱っているお肉の質を表す品評会の賞状や、本物の神戸牛を提供する店の証である「神戸ビーフ®指定登録店」のブロンズ像が飾られていました。賞状に書かれた「名誉賞」や「最優秀賞」の文字に心が躍ります♪
「VIP席」と記されたのれんをくぐった先には、ゴールドで彩られた特別なお席が♡
席はテーブルとお座敷の2種類。お店の奥には会員専用の「VIP席」も！
オーナーの北村良之さんは、市内を中心に50以上の店舗を運営する実業家
オーナーの北村さんと料理長の松野さんで運営されている同店。お二人の“肉の質”に対するこだわりはすさまじく、仕入れる際に採算を度外視してしまうこともよくあるそう（笑）。最高の肉を求め、現在は西区の牧場で神戸牛の自社生産にも着手しているそうです。
「特別コース（全11品）」1人 11,000円（税込）※ドリンク別
そんなこだわりのお肉を楽しむコースをいよいよ実食。今回は全11品のメニューが楽しめる「特別コース」を紹介します。
スープは一滴残らず飲み干すべし！
コースはキムチ、サラダ、タンシチューの3品から始まります。本日はシチューではなく新メニューの「テールスープのおでん」をいただきました。肉の旨みが染み込んだとろとろの大根がたまりません♪
ほどよい塩気が肉の甘さを際立たせます
続いて、独自配合の塩水に浸した「塩水ロース」が登場。コースで提供されるお肉の銘柄は神戸牛や香川のオリーブ牛（最優秀賞付き）など様々で、その日一番新鮮なお肉が使用されます。
スタッフさんの技術が光ります
鉄板の上を滑らせるように焼き、内側をレアな状態に保った肉の脂が口の中でとろける～！
ドライアイスの煙が段差に沿って広がっていく、目にも楽しい演出にワクワク♪
お次は前菜3種と塩焼き3種の盛り合わせ。美しく豪勢な“肉階段”は見惚れてしまうこと間違いなし♡
筆者のイチオシは、うにの甘みがお肉と溶け合う「うにく」（右下）です！
いくら、キャビア、うにをお肉と合わせた贅沢な前菜はどれも絶品。
筆者のイチオシは「マルシン」。前歯だけで嚙み切れる柔らかさがたまらん！
特上ハラミ、特選マルシン、ネギたんサンドは、シンプルに炭塩で。肉の旨みや甘みが濃厚なので、味付けは最小限で十分なのです。
具材は日によって変わり、ふかひれではなくフォアグラの時もあります
箸休めの「トリュフとふかひれの茶碗蒸し」も絶品。フタを開けた瞬間、トリュフの芳醇な香りが広がります。
うっとりするような美しさ…　※写真はイメージです
コースのメインを飾るのは国産ブランド和牛の厚切り特選肉！

芸術のようなサシの入ったお肉は箸で切れるほど柔らかく、口に入れた途端に溶けていきます。みずみずしい脂は濃厚なのにクドさがまったく感じられません。
トリュフ、中落カルビ、舞茸の旨みが染み込んでてウマー！
こちらはお店の新名物の「トリュフごはん」。熱々の土鍋の中にはトリュフがぎっしり！贅沢すぎる香りと味わいに衝撃を受けました（笑）。
焼けた割下の香ばしさがアクセントに♪
そのまま「焼きしゃぶ」も堪能。甘辛の割下に漬け込んだ特大のサーロインを片面だけサッと焼き上げたら、
冷たいとろろと熱々のお肉のコントラストが最高！
山芋のとろろをかけていただきます！おいしすぎて言葉が出ない…。
色味が華やかな薬味の大葉、花穂じそも良い仕事しています♪
最後に、ピリ辛ダレで味付けをした「3秒ロース」とホルモン2種をトリュフごはんと一緒にいただき、〆はさっぱりとした「梅冷麺」でフィニッシュ。最初から最後まで一部の隙もない、口福なひとときを堪能しました♡

「特別コース」は1人 11,000円（税込）。決して安くはありませんが、肉の質と満足度を考えるとコスパはむしろ高いと思うので、ぜひ記念日などに足を運んでみてください♪