これぞ新時代!多様性の時代に適した図書館がオープン
NEW『なでしこ芸術文化センター』に行ってきました!〈後編〉 神戸市西区
神戸市西区・西神中央にこの秋誕生した複合文化施設『なでしこ芸術文化センター』。今回は〈後編〉として「新西図書館」の様子をお届けします。 [ 広告 ] 記事の続きは下にスクロール [ 広告 ] 記事の続きは下にスクロール
〈前編〉はこちら
館内西側に3フロアにわたって展開されている「新西図書館」。面積2,275㎡、総席数313席。神戸市の地域館で最大規模を誇る図書館は、「新しい出会い、新しい発見がある、本の広場」がコンセプトとなっています。
蔵書数は、これまで旧西図書館で所蔵していた10万冊を大きく上回る約20万冊!最終的には約30万冊を所蔵する予定というから驚きですよね。
1階は児童図書がメイン。子供たちの目線に合わせ低く設計された書架には、4万冊もの児童書がずらりと並びます。
“図書館=静かに過ごす場所”というイメージがありますが、こちらのフロアは親子でお話しながら本を選んでもOK。「おはなしの部屋」は靴を脱いでごろんと寝転ぶことができるので、絵本や紙芝居の読み聞かせにぴったり!
「子育て応援コーナー」には、料理や育児など子育て世代に向けた本が並びます。名づけ辞典や離乳食、ベビーグッズのハンドメイドなど本のリストも配布しており、育児について情報交換したりと、パパママ交流の場として活用できそう。
その他にも図書館登録ボランティアの活動を支援する「ボランティア控え室」や「対面朗読室」などが設置されています。
2階は一般書がメイン。「散歩を楽しむように色んな本と出会ってほしい」という想いから、書架をジグザグに設置したり、飾り棚を設けるなど、書籍の魅せ方にも工夫が施されているんですよ。
こちらのフロアには、調べ物やグループワークに最適な「データベース専用端末」や「グループ学習室」を完備。来年1月には、カウンターに並ばず非接触で予約図書を受け取れる「予約図書セルフ受取棚」が設置される予定だとか。
3階には「学び直しのコーナー」の他に、フリーWi-Fiエリアやサイレントエリアなど自習ルーム3室があります。
同館は階が上がるにつれ静かな環境になるよう設計されており、利用者が目的に合わせて環境を選べるのが最大の特徴。まさに多様性の時代に適した図書館ですよね!
図書館の本は、「ホワイエ」や「アートスペース」など共有スペースでも楽しむことができます。なんと共有スペースは飲食OK!館内1階入口には「カフェコーサ」があり、こだわりのカフェメニューをテイクアウトできます。
「西神中央オリジナルブレンド珈琲」をはじめ、ドリンク6種類とグラスワインなどのアルコール5種類を用意。11月にはフードやドルチェメニューも加わる予定だとか。
神戸のベッドタウンとして知られる西神中央エリア。これまでお仕事やお出かけなど三宮方面まで出る方が多い印象でしたが、複合文化施設の誕生により、街の在り方が大きく変わりそうな予感です。
モダンでスタイリッシュな外観は、夜訪れても雰囲気抜群!帰宅前にふらっと立ち寄りたくなる“おかえりサロン”、あなたも訪れてみてはいかがですか?
詳細情報
- 場所
- 『神戸市立西図書館』
なでしこ芸術文化センター内西側1階〜3階
(神戸市西区美賀多台1丁目1-1)
GoogleMapで探す - 座席予約システムについて
- 学習室・グループ学習室など、
座席予約システムの利用には神戸市立図書館の図書カードが必要
※詳細はこちらから - 開館時間
- 平日・土曜 10:00〜20:00
日曜・祝日 9:00〜17:00 - 休館日
- 毎週月曜日/年末年始/蔵書点検期間
※月曜日が祝日の場合は直後の平日が休館日となります
※2022年12月29日から2023年1月30日まで、
新システム導入のため臨時休館。期間内に部分開館有り - 問い合わせ
- 神戸市立西図書館
078-991-8311