洲本市街地の城下町が豊かににぎわう2日間
「洲本レトロなまちあるき2022 秋」に行ってきました 洲本市
淡路島洲本市の市街地にある『レトロこみち』。今回はこちらで10月15日、16日の2日間開催されたイベント「第19回城下町洲本レトロなまち歩き」を訪れて来ました。
『レトロこみち』は、洲本市街地の本町通を南北に横切る道幅の細い通り。かつて洲本城の城下町として栄えたこの地域には、現在も江戸時代から残る古い町家や古民家、昭和の雰囲気漂う空き家等を利用した店舗が、多く軒を連ねています。以前からテレビや雑誌等でも頻繁に取り上げられる、市内有数の人気のスポットです。
「城下町洲本レトロなまち歩き」は、この地区の活性化をめざす「レトロこみち協同組合」などが主催。2012年に第1回目を開催以来、毎年春と秋に行われ、多くの出店が並び大盛況を続けましたが、コロナ禍の影響で1昨年と昨年春は中止。最近では、主にレトロこみちで経営を行う店舗と各種イベントを中心に開催しています。
開催日は2日ともに抜けるような晴天!朝早くから徐々に来場者や観光客が集まり始め、穏やかな町の路地は、楽し気に歩く人たちでにぎわいました。
ふだんからレトロこみちで営業するお店の人たちも、この日は特別営業。露店営業を行う店や限定商品、いつもとはまったく違う商品を販売するお店もあり、地元の人にも楽しい企画がいっぱいでした。
各種イベントも充実。15日には、淡路島特産のハモを甘辛いそぼろにした「ハモのそぼろ丼」の振る舞いがあり、あっという間に100食が配布完了しました。
映画館「洲本オリオン」前、7丁目アーケード商店街内など5つのポイントを巡るスタンプラリーは、淡路島の有名ブランド「鮎原米」30㎏がくじ引きで当たるとあって大盛況でした。
通りの南端にある国史跡「旧益習館庭園」では、ふだんは入ることのできない茶室を利用したお茶会を開催。晴天に恵まれ、庭園でのお茶会も行われました。
ほかにも市内の兵庫県立実業高校の3年生によるSGD’sをテーマにしたワークショップや、サッカーチームFCAWJのメンバーたちによるキックボーリング、子どもたちの若武者行列、随所での音楽ライブ等、大人も子どもも、地元の人も観光客も、多くの人たちが美しい城下町の風情と楽しいひとときを堪能しました。
コロナ禍以前よりは規模が縮小され、イベント内容も出店中心から既存店の企画が多くなりましたが、その分のびやかに町歩きや買い物、催し物を楽しめるステキなイベントに発展したというのが、第1回目から足を運ぶ記者個人の感想です。
同イベントは今後も年2回の開催を目標に、次回は来年春に行う予定とのこと。春もまた豊かで温かい城下町の風情とにぎわいを味わうために、この小道を訪れたいと思います。
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詳細情報
- イベント
- 「第19回城下町洲本レトロなまち歩き」
- 場所
- 洲本市栄町2丁目~山手3丁目、本町5、6、7、8丁目商店街、
寺町筋
GoogleMapで探す - 主催
- レトロこみち共同組合
(城下町洲本再生委員会 共催) - 問い合わせ先
- 第19回レトロなまちあるき実行委員会
TEL 090-5167-6988(野口さん)