人と食材が料理という瞬間芸術で繋がる~その一瞬の出会いを発見
『Rapporti×Rapport(ラッポルティ×ラポール)』に行ってきました 姫路市
姫路市青山にある『Rapporti×Rapport(ラッポルティ×ラポール)』。何気ない日常の一日も、また特別な日にも、ここで過ごす食事の時間はしっとりと心に響く。そんなスペシャルな時間を体験できると聞き、早速お邪魔しました。
岡山方面へ向かう国道2号線、夢前川を越えてしばらく進んだ先の青山ビル。階段を上がった2階にある同店は隠れ家のような佇まいです。
「駅からも少し距離がありふらっと立ち寄るような感じの立地ではないからこそ、足を運んでくれるお客様に最高のおもてなしをしたいと思っています」と語るのは、シェフでありマネージャーも兼務する古賀さん。
12月で5年目を迎える同店はオーナーシェフの岡田さん、そして古賀さんという才能あふれる2人のシェフがいるお店。フランス・パリでミシュランの星を獲得した名店「ひらまつ」、最高級ホテル「ラスイート神戸」でスーシェフを務めた2人が地元の姫路でオープンしたそうです。
まず席に案内されて驚いたのは、まるで結婚式に参列したかのようなテーブルセッティング。ネーム入りのメッセージカードにはお店の想い、シェフたちの想いが丁寧に綴られています。
2人のシェフが織りなす芸術的な料理はランチでも楽しめます。メニューは月に一度ほど、旬の素材を生かしたものに変化するそう。
地元である兵庫の食材をふんだんに取り入れた本日のランチコースは芳醇なチーズの香りに満ちた"至福の時間の始まり"からスタート。
前菜には明石の蛸や香住産の鮑など。食材や生産者への感謝を忘れないようにしたいとの想いが溢れる美しい仕上がりです。
「都会ではできないことを自由に表現したいです」とはシェフの岡田さん。祖母との野菜作りに汗を流し、約50種類ほどのハーブや野菜を育てているそうです。
濃厚な魚介のスープにはグリュイエールチーズをのせたバゲットが良く合う。
茸とベーコンの旨味がたまらないパスタはムースリーヌのソースにも注目です。
坊勢の真鯛はふくよかな甘み。ステンドグラスのようなきらめきの海苔のチップスは風味も食感も抜群。シェフたちの研ぎ澄まされた感性で、お皿の上はまるで一つの舞台のよう。
食材への愛が溢れるコースは軽く香ばしいアーモンドプラリネや生クリームソースがアクセントとなる洋梨のコンポート、コーヒーとプティフールでフィニッシュ。
新しい機材や調理方法が生み出されるたびにシェフたちの探求心は刺激されるそう。お店以外にも活躍の場を求め、常に広い視野で世界を見ていたいのだとか。そんな2人は仲間であるけれどライバルのような関係でもあるそう。
生産者への感謝、食材への愛情を忘れずに、そしてお客様がいてこその自分たちであり、全てが繋がっている。自分たちが料理を通して"繋ぐ"という役割であることにも誇りを持ち今後も挑戦を続けていきたいそうです。
『Rapporti×Rapport(ラッポルティ×ラポール)』で過ごす上質な時間。皆さんもとっておきの時間をゆったりと過ごしてみてはいかがでしょうか。
お店の想い、シェフたちの想いが丁寧に綴られたメッセージカード
"至福の時間の始まり"
本日は香り豊かな一口サイズのタルト
"R×R farm"
自家菜園の野菜と旬の一皿を合わせたサラダ
甘みの強いマグロには牛蒡のパウダーを添えて
"Soupe de poisson"
魚介の旨味が凝縮されたスープとバゲットの組み合わせが最高に美味
"兵庫県産真鯛ポワレ 仔牛と磯の香り"
魚の出汁で炊き上げたリゾットのおやきに仔牛と和風出汁のスープを
"兵庫県産真鯛ポワレ 仔牛と磯の香り"
刻みワサビとステンドグラスのような海苔のチップスが綺麗
紹介制度もあるので、大切な方におすすめしてみては
洞窟のような雰囲気も面白い
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詳細情報
- 店舗
- Rapporti×Rapport(ラッポルティ×ラポール)
(姫路市青山西4-2-1 ホワイト青山ビル2F)
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- ランチ 11:30~15:00(L.O.14:00)
ディナー 17:00~(L.O.20:30) - 定休日
- 金曜日・第二木曜日
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