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恒例の干支展 浮世絵師がデザインの年賀状も
日本玩具博物館『兎の郷土玩具』姫路市
日本の郷土玩具や世界160ヶ国の玩具など、9万点を超えるコレクションを所蔵する日本玩具博物館(姫路市)で11月12日、新春の特別陳列『兎の郷土玩具』が始まります。2023年2月26日まで。
干支の動物をテーマにしたお正月の恒例展示。会場では「兎~豊かさと吉祥のシンボル~」「兎と伝説」「動く兎の玩具」といった項目で約150点が展示されており、造形の面白さに加えて、私たちの祖先がウサギという動物に何を感じ、何を想い、どんな願いを託してきたのかなどを紹介しています。
古事記に描かれた“因幡の白兎”をはじめ、日本では物語や伝説によって古くから親しまれてきたウサギは、唱歌「ふるさと」にも歌われるように、日本の故郷を象徴する動物でもあります。さらに、その姿の可愛らしさとユニークさから、絵画や工芸の意匠としても愛され、また江戸後期には郷土玩具の題材としても人気があったといいます。
会場では、福島県郡山市の三春張子・玉兎や、山形県山形市・月山の玉兎といった郷土玩具の題材として登場したウサギのほか、「足柄山の金太郎」「カチカチ山」といった昔話に登場するウサギなどを見ることができます。
またウサギの玩具収集家として有名であったという村松百兎庵(1891~1971)さんが、自身のもとに届いた年賀状を整理した「年賀状交換帖」から昭和2(丁卯)年と昭和14(己卯)年の年賀状も展示。川崎巨泉さんをはじめ、江戸文化を受け継ぐ浮世絵師たちによる上質なデザインが見どころです。
同館では「12年ぶりに展示される兎の郷土玩具の色や形、そして背景に広がる物語をどうぞお楽しみください」と来場を呼び掛けています。
<記者のひとこと>
早くも年賀状などで来年の干支を意識する季節になりました…。
デザインどうしよう!?と悩む私にはヒントになるかもしれません(笑)
詳細情報
- 開催期間
- 2022年11月12日(土)~2023年2月26日(日)
- 時間
- 10:00~17:00
- 場所
- 日本玩具博物館
(姫路市香寺町中仁野671-3)
GoogleMapで探す - 休館日
- 水曜日(ただし祝日は開館)、年末年始(12月28日~1月3日)
- 入館料
- 大人600円、高大生400円、小人(4歳以上)200円
- TEL
- 079-232-4388
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