“参勤交代”の様子を今に伝える伝統行事　3年ぶりに開催へ

出石町各所『第50回 出石お城まつり』豊岡市

豊岡市の出石町一帯で11月3日、恒例の『第50回 出石お城まつり』が開催されます。観覧無料。

江戸時代5万8千石の城下町として栄え、現在も数多くの史跡が残る出石の町並みを舞台にして毎年11月3日に行われる恒例イベントですが、新型コロナウイルス感染症の予防対策のため中止が続き、3年ぶりの開催となります。今年は姉妹都市である長野県・上田市の「信州上田真田陣太鼓」「真田鉄砲隊」も登場し、イベントを盛り上げます。

当日は、総勢120人の子どもたちが、きらびやかな衣装を身に着けた殿様、奴（やっこ）、小姓などに扮する子供大名行列と、奴に扮した約30人の大人大名行列槍振りが独特の掛け声と絶妙な槍さばきとともに町中を練り歩き、江戸時代の“参勤交代”の模様を今に伝えます。

なかでも一番の見物は大人大名行列槍振りで、「インサヨーイ・イーヤットマカセ・ヨイヨイハーヨーイ」という独特の掛け声と絶妙な槍さばきは圧巻とのこと。また今回は、真田鉄砲隊の発砲演武の迫力あるパフォーマンスにも注目が集まります。

そのほか会場には長野県上田市物産展や露店、販売テントも予定されています。同実行委員会では「第50回の節目を迎えることができ、大変嬉しく思います。感染症拡大防止で制限されたなかでの開催ですが、出石の文化を味わい尽くして頂けるよう精一杯盛り上げて参ります」と久しぶりの開催に意気込みをみせます。

＜記者のひとこと＞
ここ数年中止が続いていた恒例行事がようやく復帰へ。
引き続き、新型コロナウイルス感染症拡大防止への協力も求められています。来場者も気を付けることで、待望のお祭りを楽しみたいですね。

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