週2日だけオープン!知る人ぞ知る焼き菓子の名店
『焼き菓子屋aco's-アコス-』に行ってきました 神戸市中央区
金曜と土曜日、週2日だけのオープンにもかかわらず、手作りの焼き菓子で人気を集めているショップ『焼き菓子屋aco's-アコス-』。こじんまりとしてナチュラルな雰囲気が素敵なお店の入口では、おしゃれなグリーンと可愛いメダカが出迎えてくれます。
オーナー店長の山本亜希子さんは、短大卒業後に調理師として就職するも、料理好きが高じて転職を決意。神戸の名店『コム・シノワ』などで働いた後、2001年にフランス伝統菓子を中心とした焼き菓子の通信販売をスタート。
保存料無添加、完全手作りにこだわった味で評判を呼びましたが、「お客様に焼きたての美味しさも味わって欲しい」という思いから、2016年に満を持して実店舗をオープン。今では11時半のオープン前から並ぶ人も多いようで、取材日にも開店と同時に続々とお客様が来店されていました。
店内に足を踏み入れると、目に飛び込むのは棚にぎっしりと並んだお菓子。焼き立ての甘く優しい香りがひろがります。「ミルリトン」や「ガレット・ブルトンヌ」に、「クグロフ」や「シフォンケーキ」など、その数はおよそ30種類。中でも全国から厳選した季節のフルーツを使ったケーキが人気だそう。
今回いただいた「さつま芋とリンゴのタルト」は、ほくほくのさつま芋としゃきしゃきのリンゴの食感に、アーモンドクリームの上品な甘さ、カラメリゼのほろ苦さを加えた大人の味わい。タルト台に使った薄いパイ生地は時間が経ってもさくさくで、軽やかなアクセントプラスしてくれます。
「リンゴのカトル・カール」は、バターの香り豊かなケーキの中にソテーされたリンゴが丸ごと1個入った、ずっしりとした食べ応えのあるお菓子。
「今の時流に反しているかもですが、うちではバターも砂糖もたっぷり贅沢に使います。美味しいお菓子作りには、やはり欠かせないんですよね」と語る山本さんですが、アコスのお菓子には甘ったるさや油っぽいくどさは全く感じられません。美味しさの黄金バランスが整ったアコスの本格焼き菓子は、高級フレンチレストランでいただくデザートを思わせるほどで、口にすると優雅な気分が味わえます。
ナチュラルで落ち着いた店内にはカフェスペースもあるので、お好きなドリンクと共に楽しむことができます。「味や好みなど、どうぞお気軽にお声がけ下さい」とのこと、いろいろなお菓子を相談しながら選べるのも楽しいですね。
詳細情報
- 場所
- 焼き菓子屋aco's-アコス-
(神戸市中央区橘通3-3-6)
GoogleMapで探す - 営業時間
- 11:30~18:00
- 営業日
- 金曜、土曜日
- tel
- 078-351-0309
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