食べると福が来る、お寺近くにある本格イタリアンの七福って⁉︎

「小高い丘のcafe&terrace門戸Saziki（サジキ）」実食レポ　西宮市

掲載日:2022/10/1

街を一望できる「小高い丘のcafe&terrace門戸Saziki（サジキ）」（西宮市）へ行ってきました。旬な食材を使って作る本格的な料理を、テラスの開放的な空間で食べられるのが人気のお店です。

テラス席が人気の同店は、30年以上フレンチ料理に携わってきた料理人のプロが作るイタリアンレストラン。この気持ちの良い空間でランチ、カフェ、ディナーと昼から夜まで通しで楽しめるなんて幸せですね〜。それでは、シェフお手製の季節感満載の料理と店内の様子をたっぷりお届けしていきます♪

場所は、阪急門戸厄神駅（西出口）から750m、徒歩10分の所。少し入り組んだ坂道を登っていくと、地元の方から「厄神さん」と親しまれている門戸厄神東光寺が見えてきます。

お店は、その厄神さんの南門すぐ向かいにある、龍の看板が目印です。

テラス席から見える景色が最高。少し小高い丘になっているので街が一望できるんです。そよそよと心地いい秋風を感じながら、開放感のある癒しの空間で食事が楽しめます。お寺の近くなので、静寂な雰囲気も感じられていいですね。
キッズルーム完備（16時30分クローズ）
ランチタイムは、キッズルームやお子様用メニューがあるのでお子様連れのお客さんも安心して楽しめると評判。
提供写真：小高い丘のcafe&terrace門戸サジキより
16時半にキッズルームをクローズすると、昼の雰囲気とはガラッと様変わり。室内ではジャズの音楽が落ち着いたムードを演出してくれます。夜のテラスで飲むワインやビールって気持ちいいだろうなぁ〜。取材時は夕方5時過ぎ、ひとまず店員さんにディナーのオススメを聞いてみました。
「サジキの前菜盛り合わせ」1人前1,200円（税込）
全10種類、季節によって内容は異なります
サジキの前菜盛り合わせ1人前1,200円（税込）。思わず「え、これ1人前ですか？」と聞いてしまうほどのボリューム。野菜を扱うのを得意としているシェフ、旬に合わせて内容が変わるから来店するたびにワクワクしますね。

10種類、全部シェフの自家製。私のお気に入りは、この生ハムのムース。一般的な外食だと濃い味付けのものが多いですが、シェフの前菜は塩味を抑えてあっさりしているから食べやすい。パンは、素材にこだわる体に優しいパン作りが人気の「Pan工房りょう」（西宮市）のものを使用。
七福ピッツア「ビスマルク」1,680円（税込）
※店内では17時以降の提供となります
こちらは"自家製七福ピッツァ"の「ビスマルク」1,680円（税込）。七福ピッツァとは、お店の向かいにある厄神参りをした方に"福が来ますように"という願いを込めて始まったもので、体に優しい7種類の穀物を使って作っています。

ちなみに七福シリーズにはピッツァだけでなく、パスタもありましたよ。どちらもシェフの自家製で、香豊かでもちもち食感が特徴。

7種類の穀物とイタリアでも評価の高い小麦、豆乳を使って練り込んだシェフオリジナルの生地は、石窯のオーブンでじっくり焼き上げています。ヘルシーだけどパッリパリのモッチモチで食べ応え十分。卵は、とにかく黄身が濃い「龍の卵」（大分県）を使っているので、食べた人はきっと一般的な卵との違いに驚くはず。

他店にも美味しいピッツァやパスタはあれど「福が来るかも⁉︎」と嬉しい気持ちになれるのは身近にお寺を感じられる同店だけの特権。七福シリーズのパスタ＆ピッツァは、厄神さんにお参りしてから食べるとよりありがたみを感じられそう。

美味しい料理を前にすると人間は自分に甘くなるものです。ついつい、注文しちゃってました。外はだんだんと暗くなってより静かな雰囲気に、ジャズのリズムとシェフの美味しい料理に赤ワインが合う、合う。たまには自分へのご褒美に、こういう贅沢な時間もいいですよね？

最後は「チーズリゾット」1,680円（税込）で締め。ゴロゴロっと音がしたので振り返ってみると、大きなチーズの塊が。お客さんの目の前で最後の仕上げをしてくれます。グラナパダーノチーズ（イタリア産）の上で、ご飯とチーズをこれでもかとたっぷり絡ませて完成。
「まるごとチーズリゾット」1,380円（税込）
これ、チーズ好きにはたまらない。意外にもくさみがない部類のチーズなので、クセがあるのが苦手な方でも食べやすいですよ。濃厚なんだけど、ずっと食べていたいくらい美味しい。

丁寧な対応で優しい雰囲気の店長さん「お昼はお子さんと一緒に、夜はご夫婦2人だけで。美味しい食事と雰囲気で、ほっとできる空間をゆっくり味わってもらいたいですね」と、話してくれました。思わず、自分に甘くなっちゃうお店「小高い丘のcafe&terrace門戸Saziki（サジキ）」。開放的な空間で頂く本格的な料理に、至福のひと時を過ごすことができました。