センス光る大人の隠れ家、不純喫茶で癒しのひと時
喫茶とお酒 花と寅「20種のクリームソーダ」実食レポ 西宮市
阪神西宮駅から徒歩1分の「喫茶とお酒 花と寅」は、レトロで妖艶な雰囲気の不純な喫茶。インスタグラムを覗くと、なにやら20種類のクリームソーダがカラフルで可愛いと話題らしい。どんなお店なのか気になったので行ってみました。クリームソーダ以外にも魅力的な発見があったので、詳しく紹介していきます。
場所は阪神西宮駅から徒歩1分、マルシェ西宮の3階にあります。階段を登っていくと、紫色の壁紙におしゃれなフォントで「花と寅」とデザインされた看板が見えてきます。
駅近で好立地だけど、ビルの階段を上がって向かっているとなんだか知る人ぞ知る隠れ家のようなワクワクした気持ちになって来ました。お店の中は、一体どんな空間が広がっているのでしょうか。
扉を開けると、まずはパッチワークのタッチが独特で妖艶さを感じさせるソファー席。初めて訪れたはずなのに、リラックスできるのは全体的に落ち着いた照明のおかげでしょうか。一瞬でお店の世界観に惹き込まれてしまいました。
喫茶店には珍しくアルコール類も提供しています。お店の説明にもあった「不純喫茶」の文字が気になったので、オーナーさんにその理由を聞いてみました。
純喫茶とはお酒を提供しない喫茶店のことらしいのですが、オーナーさんいわく「逆にお酒を提供する喫茶店だからうちは"不純喫茶"だな」と呼び始めたんだとか。なるほど〜面白い!!お酒以外にも、フードメニュー・ドリンクメニュー・デザートなどもありました。
同店のカウンター席はあえて、すべて壁側を向かせるような椅子の配置にしてあります。これは「自分の世界に入ってもらいたい」と言うオーナーさんの配慮。ちょっと疲れた時、ひとりで考え事をしたい時にゆっくりして貰いたいという想いがあるそう。実際に大人数でワイワイというより、1人でのんびりしたい方やソロ活、オタ活に利用される方も多い。
そんなカウンター席に一際目を惹くものが…見るからにおしゃれなこちらの箱、実は「クッキー缶」なんです。"飾れるクッキー缶"をコンセプトに作家さんとコラボしてクッキー缶のネット販売をしているんだとか。オーダーメイドのクッキー缶も受け付けていますが、現在は予約待ちの事が多いという大人気商品のひとつ。
ひたすらに、かわいい〜。可愛いというか、乙女心を真っ向から突き刺してくる感じ。どの缶も作家さんのセンスが光り、キュンキュンしちゃいます。
同店を知るきっかけとなったのがSNSでも人気のクリームソーダ。その数なんと20種類!お店の方にオススメを聞いてスミレ味(薄紫色)を注文してみました。淡い色の紫色がなんとも美しく、上にちょこんと乗ってるトラちゃんの可愛いこと。スミレ味って、さっぱりとしていて飲みやすいんですね。スミレの香りがふわぁっと香ってくるような爽やかな飲み心地。
もともとは5種類ほどだったというクリームソーダ。なぜ20種類にまで増えたかと言うと、お客さんから「推しが〇〇色なんだけど、〇〇色のクリームソーダってありますか?」と言われたことがきっかけでした。応援しているアイドルの担当カラーや、好きなアニメのキャラクターの髪の毛の色と同じ色のクリームソーダをオーダーしたいという要望に応えているうちに種類が増えてきたんだとか。
推しのぬいぐるみやアクリルスタンドと同店のクリームソーダを写真におさめSNSに載せて楽しむ人が多い。「他のお店ではそういうの(推しのアクスタとお店の商品の写真を撮る行為)ダメっていう店もあるみたいだけど、うちはウェルカムだよ」と懐深いオーナーさんでした。
紫色の花だけを取り扱った花屋さんも経営しているというオーナーさん。会う前から一体どんなセンスに満ち溢れた人なんだろうと期待していたのですが、なんとも魅力的な方でした。店内には、紫色が好きだというオーナーさんのセンスが光る雑貨や本、マンガ、作家さん達の作品が。
今後は東京で行われるデザインフェスタ56や、全国規模のお菓子缶のイベントなどにも参加される予定。どんどんその活動の幅を広げていく「喫茶とお酒 花と寅」から目が離せません。(11月はイベント参加のため不定期的にお休みになるので、インスタグラムから営業日を確認ください)
詳細情報
- 店舗情報
- 喫茶とお酒 花と寅
(西宮市和上町1-6マルシェ西宮3F)
GoogleMapで探す - 営業時間
- 12:00〜20:00(ランチL.O14:00)
- 定休日
- 火曜日・水曜日(不定休あり)
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