チーズケーキ好きもうなる、手間暇かけられた逸品

『cafe macherie（カフェ マシェリ）』に行ってきました　神戸市垂水区

神戸市垂水区にある舞子坂の途中に、水色の扉が印象的な小さなカフェがあります。『cafe macherie（カフェ マシェリ）』は、常時5〜6種類のチーズケーキが並ぶチーズケーキカフェです。ずっと気になっていたお店にやっと訪れることができましたのでレポートします。

扉を開けるとショーケースに美味しそうなチーズケーキが並んでいます。一瞬、テイクアウト専用のお店かな？と思いますが、細い通路の向こう側にカフェスペースが設けられています。

7席だけの、こぢんまりしたスペース。ブルーの壁に淡い光がなんとも落ち着く空間です。

カフェ、ビストロなどで経験を積んだ店主の智子さんが「好きなインテリアに囲まれて、自分も居心地の良い空間で働きたい」という思いから2016年にオープンした同店。細部にこだわりを感じる素敵な店内は、写真撮影の会場に使われることもあるそうです。

席に着いて、注文するものは・・・実はもう決めていました。「桃のレアチーズケーキ」、ショーケースを見て一目惚れしました！
「桃のレアチーズケーキ」880円 ※テイクアウトは630円（すべて税込み）
うっとりするほど美しい二層のケーキ。レアチーズケーキの上にキラキラと輝く桃のゼリー、ゼリーの中には桃のコンポートがゴロンと贅沢に入っています。

さっそくいただきます。桃ゼリーの優しい甘さとあっさりしたレアチーズケーキの風味が見事にマッチして、見た目どおりの爽やかで優しいお味。ぷるんとしたゼリーとふわっと軽いレアチーズケーキの食感も良いです。

「桃好きな人が多いので、桃を使ったチーズケーキを作ってみようと思って」と生まれたこちらのケーキ、桃のコンポートも手作り。その時に出る果汁を使ってゼリーを作っているそうです。うっすらピンク色の桃ゼリーがキラキラきれいで美味しくて、一口いただくごとに幸せな気分になります。ふわっとした口あたりのレアチーズケーキは、生クリームを一度ホイップしてから作っているという手の込みよう。「桃のレアチーズケーキ」は、8月末頃までの予定とのことですので、気になる方は急いでください〜！
「プレーン」800円 ※テイクアウトは550円（すべて税込み）
シンプルな「プレーン」もいただきました。軽い口あたりでなめらか〜。甘さ控えめでほのかに酸味があります。上に乗ったふわふわクリームと一緒に食べると濃厚さがアップします。こちらのケーキは、湯煎焼きをしているベイクドチーズケーキなのだそう。
「黒ごま／テイクアウト」590円（税込み）
店主のイチオシ。ごまが主張しすぎないけれど香ばしく、表面のぷちぷち食感も楽しい♪
『cafe macherie（カフェ マシェリ）』のチーズケーキのこだわりは、生地を舌触りよくなめらかに仕上げること。フランス産のクリームチーズと動物性47%の生クリーム、国産小麦を使い、それぞれ素材の味に合うように製法を変えているのだとか。

言われてみるとたしかに、チーズケーキの種類ごとに食感が違います。どれもなめらかで口あたりが良いのですが、ふわっと感やしっとり感が微妙に異なるんです。ひとつひとつを大切に、丁寧に作られていることが分かります。重たさがまったくなくてどんどん食べられてしまうので、つい、テイクアウトもしてしまいました。
「ミルクティー／テイクアウト」590円（税込み）
美しい焼き色にうっとり。茶葉の香りがふわっと広がります。クリーミーで舌触りなめらか！
オープン当初は、ランチや他のスイーツも提供していたという同店。メニューのひとつであったチーズケーキが好評で、お客さんからテイクアウトの要望が増えたこともあり、2年前からはチーズケーキ専門のカフェとして営業しているそうです。「ご近所さんにふらりと来てもらえられば」とオープンしたお店ですが、智子さんのチーズケーキを求めてファンが訪れる、知る人ぞ知る人気店です。

チーズケーキの種類は季節によって変わりますが、一番人気は春先とクリスマス頃に並ぶ「苺チーズケーキ」だそう。ぜひともいただきたい！
入口付近にはハンドメイド作家さんの作品も販売されています
カウンター席で1人静かに過ごすのもよし、2人掛けのテーブル席でそっと語り合うもよし、落ち着いた時間を過ごすのに適したカフェだと思います。仕入れ先にこだわった紅茶や独自で調合されたチャイなどのドリンクも美味しいですよ。

水・木・金曜日と、月に一度の土曜日の営業が基本ですが、臨時のお休みもありますので、ぜひ事前にInstagramをご確認くださいね。小さなお店なのでカフェ利用の際は予約をしておくと安心です。

詳細情報