今、ここでしか食べられない「チョコレートかき氷」

『シオヤチョコレート』に行ってきました　神戸市垂水区

古さと新しさの共存する街、塩屋。昔ながらの風景の中に、近年お洒落なお店が増えています。そんな新しい塩屋の先駆け的な存在でもある『シオヤチョコレート』。「多くの人に気軽に立ち寄ってもらえる場所にしたい」という思いから作られたお店を取材しました。

「塩屋駅」からゆっくり歩いて徒歩約10分、昔からある酒屋さんの横の小道を奥に入ったところにお店はあります。初めて訪れると一瞬迷うかもしれませんが、「シオヤチョコレート」と書かれた看板が目印。

ドアはなく、ウッドデッキに面したガラスの引き戸から中に入ります。木目調の店内は、座席の配置がゆったりとしていてくつろげる雰囲気です。

店主の福岡さんは人を集めることが好きで、会社員時代から色々なイベントを企画、開催していたそう。『シオヤチョコレート』でも、子どものお菓子教室やアイドルとのコラボなど様々なイベントが開催されています。

こちらのお店、クラフトチョコレートの専門店ですが、店内ではアイスショコラや自家製コーラ、テリーヌショコラなどのドリンクやスイーツをいただくことができます。今回は、“暑い時期限定”という「チョコレートかき氷」をいただきました。
「チョコレートかき氷」850円（税込）
たっぷりのエスプーマに覆われたかき氷！「シンプルだけど食べて驚きのあるものに」という福岡さんの言葉が気になります。

まずなめらかなチョコレートエスプーマにスプーンを入れます。これは・・・さすが、クラフトチョコレート専門店。コクのあるカカオの味がふわっと広がり、一瞬にしてチョコレートの世界に引き込まれます。ほろ苦さと甘さのバランスが絶妙！程よい苦味が心地よく“大人のチョコレート味”といった感じです。氷はふわふわ。普通の氷ではない気がして尋ねてみると、ミルク氷なのだそう。溶けてもクリーミーで、エスプーマとの相性もバッチリです。

スプーンを進めると、何か硬いものに当たりました。食べてみると、酸味のある果実のよう？！でも、初めて食べる味・・・

これは、凍らせたカカオの実だそうです。正確に言うと、カカオの実の中に入っていて、カカオ豆を覆っている果肉のこと。カカオの果肉は傷みやすく、基本現地の人の口にしか入らないものなのだとか。そんな珍しいカカオの果肉がゴロゴロたくさん入っています。シャリシャリとした酸っぱい果肉が途中から出てくるおかげで、最後まで飽きずに食べられます。かき氷の一番下にひそんでいるフレークはサクサクのままで、味、食感ともにバランスがバッチリ。「わざわざ来てもらう価値のあるものを作りたい」と福岡さん。これは、ここでしか食べられないかき氷です！

クラフトチョコレートは試食が可能。カカオ豆の産地などが違う5〜7種類のチョコレートが販売されています。青リンゴのようなフルーティーさが香る「ベトナム」、お花のように香る「エクアドル」など、食べてみると本当に味が違って面白いです。そしてクセになります。市販のチョコレートのように甘味は強くありませんが、カカオの濃い味をダイレクトに感じられるチョコレート。各産地の異なる香りを伝えるため、材料は、世界各国から選りすぐったカカオ豆ときび砂糖のみでシンプルな製法なのだそうです。
「クラフトチョコレート」1,000円～1,300円（税込）
クラフトチョコレートを購入すると、保冷剤＋保冷梱包材に入れてもらえるので、夏でもすぐに溶けてしまうということはありません。


お店のInstagramには「ふらっと遊びに来てください」という文字が並びます。お店はいろんな年代の人が入りやすいつくり。バリアフリーとなっており、ベビーカーも入れますので小さなお子さま連れもOKだそうです。「塩屋の街を楽しむひとつとして立ち寄ってもらえれば」と福岡さん。ハイキングやトレイルランニングの休憩スポットとして、塩屋の街歩きのひとつとして、訪れてみてはいかがでしょうか？度々開催されるユニークなイベントにも注目です。情報はお店のInstagramで発信されますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

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