新規就農者も参入しパワーアップ！神戸が誇る美しい花

淡河町の『神戸リリィ』出荷開始　神戸市北区

神戸市北区・淡河町（おうごちょう）産の新鉄砲ゆり『神戸リリィ』の出荷が始まりました。「農協市場館 道の駅淡河」「農協市場館 農野花」、JA兵庫六甲の直売所ほか、全国10市場にて販売されています。
新鉄砲ゆりの次女「ミスオーゴ」
地元生産者が長年にわたり品種改良を重ねてきた『神戸リリィ』は、圧倒的な存在感に優れた花持ちが特徴。その凛とした美しさは全国の花卉市場で毎年高い評価を受けています。現在、JA兵庫六甲「淡河ゆり部会」により、オリジナルオーゴ・ミスオーゴ・プリンセスオーゴの3品種が生産されています。

部会員による出荷作業の様子
神戸市では昭和28年頃に新鉄砲ゆりが淡河町に導入され、昭和35年頃から系統選抜や交配が始まりました。その後、昭和43年に「淡河ゆり部会」が結成され、系統選抜を重ねた末に『神戸リリィ』ブランドを確立。

近年は生産者が減少していますが、新たに就農者4名が同部会の会員となり、今回初めて出荷作業に携わりました。同町の産地維持・地域の活性化を担う若手生産農家として、地域の期待を集めています。
「ミスオーゴ」開花の様子
新鉄砲ゆりは水あげがよく、花瓶の水かえや切り戻しをきちんと行えば最後の蕾まで開花します。蕾は2〜3日で咲き始め、1〜2週間ほど美しい花を楽しむことができるそう。中でも、ミスオーゴは上向き新鉄砲ゆりの先駆品種で花弁の展開のよさが魅力。お盆や彼岸の仏花、ウェディングブーケ、豪華な花束など幅広いシーンで活躍が期待できます。

〈担当者からのメッセージ〉
淡河で生まれ育ち、地元が好き。先輩から『神戸リリィ』生産への熱い思いを聞いて就農に踏み出した4名も加わり、技術を伝承しながら一丸となって淡河ブランドを守り続けています。その美しさをぜひ手に取って感じてください。

〈記者のひとこと〉
“神戸が誇る美しい花”が今年も楽しめます！「オリジナルオーゴ」は神戸リリィ3姉妹の長女、「ミスオーゴ」は次女、「プリンセスオーゴ」は三女と呼ばれているそう。3姉妹の凛とした美しさにうっとりしてしまいますね。

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