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野の花を摘むようにお気に入りの一品を探す幸せ
「雑貨店そらみどう16周年記念テーマ展」に行って来ました 南あわじ市
淡路島・南あわじ市にある、手づくり雑貨・生活雑貨の店「そらみどう」。現在、開店16年記念のテーマ展「野の花を摘みに」を開催している同店にお邪魔して来ました。
南あわじ市市福永の、昔ながらの商店街の一角にある「そらみどう」。2006年7月19日の開業以来、店長の瀬尾百永さんが16年間、ひとりで大切に育ててきた雑貨店です。扱うのは、クラフト作家によるアクセサリーや衣類に、器などの生活雑貨。現在では北海道から九州まで47名のクラフト作家と取引をしているとのこと。そのうち淡路島在住の作家は約3割だそうです。
瀬尾店長は、作家さんたちに具体的なリクエストは決してしないそうです。「いろんな年代、環境を持つ作家さんたちが想いのままに作って納品する作品を見て驚いて、お客様にも『こんなのあるよ、見て見て~』と差し出すのが楽しいんです」
実は記者も開店直後からの「そらみどう」ファン。瀬尾店長のお人柄そのままに穏やかに落ち着いた店内で、ほかの何処にもない1点の“宝物候補”を探す時間は、ほっこりと幸せです。
「そらみどう」では毎年、7月下旬から8月にかけて周年記念のイベントを年ごとのテーマを決めて開催しています。この期間は、取引作家さんたちがテーマに沿って腕を振るった作品が店頭に並びます。今年のテーマは「野の花を摘みに」。「外で野に咲く花を摘んできて、家で楽しむ。コロナ禍で外に出ることもままならない今だからこそ、身近なちょっとしたことに目を向けて小さな幸せを広げられたら」と、瀬尾店長。
今回、テーマ展に出展した作家さんは約30名。10年以上の取引がある人から、今回初めて出品する人まで様々です。店内は今、それぞれの作家さんが思い描いた“野の花を摘みに行く”風景を持った作品にあふれています。
洲本市の陶芸作家・すみれ窯の作品。シンプルなフォルムに優しい色あいの、素朴で温かな作品が特徴です。
「大人服 lifestyle fi:ka」の、リネンや綿素材の洋服たち。ふんわりとしたデザインにはギャザーやダーツが適所に入っていて、体型をやさしくカバーしてくれます。
「ステンドグラス BottegaCella」のステンドグラスの作品。エナガ鳥を形どった花刺しやミツバチのついたテラリウムなど、優しく愛らしいデザインが色とりどりのガラスに映えます。
「つまみ細工 ハナガラス」の美しい作品の数々。いつもは和風テイストな作品が多い作家さんですが、今回は「帽子をかぶったワンピースの女の子が野の花を探しに行く」イメージとのことで洋風、そしてどこか懐かしいムードの作品が並びます。
まだまだ紹介しきれない魅力あふれる作品の数々。記者も写真を撮りながら、早くお客様モードに入りたくてうずうずしていました。こうした作家さんには自身の店舗を持たない人も多く、各作品はまさに「一期一会」の感があります。記者が取材に訪れたイベント開始日の朝にも、推しの作家さんの作品を目指して、徳島から自動車で駆けつけたお客様がおられました。
同イベントは8月21日まで。終盤の8月20日、21日の2日間は、洲本市の人気カフェ「白truck」のキッチンカーが同店を訪れます。
「そらみどう」がある市福永の商店街は、すぐそばに畑や田んぼが広がるのどかな場所。いつもと違う空間の夏のひととき、あなた自身の「一生もの」を探しに、淡路島へいらっしゃいませんか。
詳細情報
- イベント
- そらみどう16周年記念展「野の花を摘みに」
- 期間
- 2022年7月30日(土)~8月21日(日)
- 場所
- 手づくり雑貨・生活雑貨「そらみどう」
(南あわじ市市福永427-5)
GoogleMapで探す - 開店時間
- 10:30~19:00
- 定休日
- 月・火曜日
- TEL
- 0799-42-0932
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