路地裏の穴場でゆるり呑みからシメまで完結
西宮北口の「そばと酒 そばやし」実食レポ 西宮市
阪急「西宮北口」駅から徒歩2分、大通りを一つ入ったところに佇む『そばと酒 そばやし』は、昨年8月にオープンしました。厳選した国内産のそば粉を使用した上質なそばが食べられると評判で、昼時には行列ができるほど。
グレーを基調とした壁や木材をふんだんに使った、ぬくもりのある和モダンな店内はグループでもお一人さまでも入りやすい雰囲気。
その日の朝打ちたてのざるそばや人気の天盛りそばはもちろん、まだ暑さと涼しさが入り混じる今の時期は「鴨つけ汁そば」がおすすめとのこと。鴨やねぎ、きのこ、ふわふわの鴨つくねの入った旨味たっぷりの熱いつけ汁につけて食べるお蕎麦です。低温調理で柔らかく仕上がった鴨は軽くしゃぶしゃぶと温める程度でいただきます。すると鴨の脂がじゅわりと溶け出し、甘辛いつけ汁にさらにコクが出て細めのそばによく絡みます!
「ひっぱりそば」は冷たいお蕎麦の上に、焼きさば、ねぎの天ぷら、納豆、青菜、黄身、のりなどたくさんの具材をのせたお蕎麦にだしをかけて、よく混ぜてからいただきます。野菜もたんぱく質も食物繊維も摂れる、完璧な一皿。
“そば文化”の東京では、そばを食べる前に天ぷらやだし巻き卵などを肴にお酒を楽しむことを「蕎麦前(そばまえ)」と呼ぶそうです。粋でかっこいいなぁと思っていたら、意外に女性でこのような食べ方をする人が多いのだとか。
同店は同じ“西北”の人気海鮮料理『おととや こばやし』の姉妹店なので、一品料理やお酒のアテも豊富。これからはおでんなどもメニューに加わり、ますます充実したメニューになるとのこと。
このようなそばの楽しみ方がある一方で、豊富な栄養価にも注目が集まっています。ポリフェノールの一種ルチンはアンチエイジング効果や血液をサラサラにして動脈硬化を予防してくれます。ビタミンB1やB2 も豊富に含まれ、疲労回復や脂質の代謝を助け、皮膚や粘膜、髪、爪などの細胞の再生に役立つなど、そばには美容にいいことがたくさんあるのだそう。
さらにコリンという成分は肝臓に脂肪がたまるのを予防する効果が!ということは…お酒を飲んだ後には「シメのラーメン」より「シメのそば」の方がいいのかもしれませんよ!
オーナーの小林さんをはじめ、店長の奥野さん、スタッフの皆さんが仲良く、その雰囲気の良さが美味しい料理に表れている気がします。まだ、そばになじみのない関西ですが、まずは西宮から‥そばの良さを広げていきたいとのこと。こんな店があれば気軽にそばを楽しむ良いきっかけになりそうですね。
詳細情報
- 店舗
- そばと酒 そばやし
(西宮市高松町15-11)
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- 昼 11:00~15:00(L.O.14:30)
夜 17:30〜21:00(L.O.20:30) - 定休日
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