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元ホテルシェフが手掛ける正統派フレンチの絶品コースランチ!
フランス料理店『le restaurant sudo』実食レポ 神戸市東灘区
JR住吉駅を北に向かって10分ほど歩いた先、山手幹線沿いの閑静な住宅街の一角にあるフランス料理店『le restaurant sudo』(神戸市東灘区)へ行ってきました。5月3日にオープンしたばかりのお店です。
高級ホテルで約20年腕を振るったオーナーシェフが作る、食べる人への心づかいに溢れた絶品ランチを取材してきました!
お店があるのは2021年にオープンしたクラフトチョコレート工房「Bean to bar chocolate NAGANO」の2階。
フランス国旗が飾られた階段を上った先に、店名のあしらわれたドアを発見!真鍮製の取っ手の落ち着いた風合いがとても好みで、お店に入る前から期待感が高まります。
入店してまず目に入ったのは、窓際に用意された2人掛けのテーブル席。レースのカーテンと控えめな照明の灯り、観葉植物のグリーンの組み合わせが静謐なムードを演出しています。あんまり素敵な空間なので、少しの間見とれてしまいました。
オープンキッチンに面したカウンター席からは、繊細な調理の様子を間近で楽しむことができます。観葉植物やドライフラワーがセンス良く配置されたシンプルな内装もGOOD!
4人掛けのテーブル席もあるので、お子さんや親御さんと一緒に訪れることも。
店内の紹介はこれくらいにして、本日の主役であるランチコースの取材に移りたいと思います!
お店のランチコース「déjeuner」は、アミューズ、前菜、ポタージュ、メイン、ひとくちデザート、デザートの6品+ドリンク(コーヒー、エスプレッソ、紅茶)という構成で、今回はその中から前菜とメインをご用意していただきました。
こちらが前菜の「北海道産ホタテのポアレ フルーツサラダ添え」。味よりもまず特筆したいのがこの美しさ!これぞフレンチの醍醐味ですよね~。
オーナーシェフの数藤さんは料理人として「美・彩」を大切にしているそう。フレッシュな野菜とフルーツが主役のホタテを鮮やかに彩るこちらの一皿は、そのこだわりが体現された一皿です。
表面をさっと焼き上げた肉厚なホタテは、内部がレアな状態でジューシーな味わいがたまりません。
ローストしたニンジンで作ったソースを絡めていただくと、それぞれの旨みと甘みが足し算されて、口の中がますます幸せに!
ちりばめられたフルーツの甘酸っぱさのおかげで後味もさっぱり。コースの序盤にふさわしい一品でした。
3種類から選べるメインから、今回は「神戸ポークのグリル マスタードソース」をチョイス。一口食べて、その柔らかさにびっくりしました!これだけ厚切りなのにどうしてこんなに柔らかい!?
秘密は調理方法にありました。写真の通りグリルパンで香ばしく焼き上げているんですが、実はその前に低温調理でじっくりと火が通されています。
そのおかげで、この分厚さでもしっとりジューシーな味わいに仕上がるんだそう。神戸ポーク特有の柔らかな肉質を損なわない数藤さんの見事な調理に感動しました。
この皿の魅力はお肉だけではございません!こちらの紫色の粒々、「ブドウの果汁入りマスタード」が最高においしい!
フランスから取り寄せられた逸品で、ほんのり甘酸っぱくてスパイシーな味わいがお肉の旨みと相性抜群。比喩抜きにナイフとフォークが止まらなくなります。
お肉の下に敷かれたピューレも美味!「セロリラブ」というフランスではお馴染みの野菜で、その名の通りセロリのような爽やかな風味と、とろりとした口当たりがたまりません。
「これだけおいしい料理にワインは欠かせない!」ということで、数藤さんにおすすめをお聞きしたところ、神戸ポークのグリルには「ブシャール・ペールのピノ・ノワール」がピッタリだそうなので、皆さんもぜひ両者のマリアージュをお楽しみください!
ちなみに赤・白ワイン以外にもシャンパンやビール、ソフトドリンクに加え、ノンアルコールワインも用意されています。
今回紹介した前菜とメイン以外のコースメニューはその日の仕入れによって内容が変わるそう。
筆者が訪れた日はアミューズ「コリアンダーで風味付けしたクリームチーズとイベリコ豚の生ハム」、ポタージュ「ニンジンのポタージュ」、デザート「バニラアイスのいちご添え」でした。
メインは「イサキのポアレ」と「国産牛フィレ肉のポアレ」(+2,000円)からも選べます。そちらも是非食べてみたい(プライベートでいいから!)。
取材中、数藤さんに料理人を志した理由をお聞きすると、子どもの頃に作ったお味噌汁をお母さまに褒められたことがきっかけとなり、高校を卒業後、すぐに料理の道に進まれたそうです。
クリームやバターをあまり使用せず、野菜や果物をたっぷりとれるようにすることで、女性の方でも罪悪感なくお腹いっぱい食べられるように工夫されているのも、“食べる人に喜んで欲しい” という思いを大切にされているからなのだと思います。
おいしくてホスピタリティにも溢れた料理を味わうことで、筆者のお腹と心はすっかり満たされました!
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詳細情報
- 場所
- le restaurant sudo(ル レストラン スドウ)
(神戸市東灘区住吉本町3丁目11-1 2F)
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- ランチ
12:00~13:30(L.O.)
ディナー
18:00~20:00(L.O.) - 予約
- ランチ、ディナーともに要事前予約
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- クレジットカード決済不可
駐車場あり(詳細はこちら) - 問い合わせ
- le restaurant sudo
TEL 078-862-5332