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知る人ぞ知る“秘密基地”で静かに過ごす休日キャンプ
隠れ家的「天滝公園キャンプ場」訪問レポ 養父市
養父市ICから車で約21分のところにある「天滝公園キャンプ場」に行ってきました!1980年から運営しているキャンプ場は、“たなだ”を利用したサイトがそれぞれ独立しているので、プライベート空間を味わえるのが最大の魅力。
日本の滝100選にも選ばれている名瀑『天滝』は落差なんと98m。まさに、天から降るかのように流れ落ちるこの滝は県内でも1番落差の大きい滝です。
大きく分けて4つのエリアがあり、車の乗り入れができる「オート区画サイト」、ソロキャンパー専用の「ソロ区画サイト」・「ソロフリーサイト」、大人数で楽しめる「貸切キャンプサイト」、そして1番人気の「たなだエリア」があります。「たなだエリア」は全部で14の区画サイトがあり、所によって森の中や絶景を独り占めできたりと、バリエーション豊富でリピーターが多いんだそう。緑に囲まれたキャンプ場内は移り変わる季節を五感でかんじることができ、スタッフおすすめの季節は春の桜と秋の紅葉だそうです。
今年の大雪の影響で残念ながら天滝に行く登山道が入山禁止となっています。私も是非見てみたかったと思っていたらキャンプ場の管理棟前に小さな滝を発見!元々棚田の水路として使用していたものを活用しており、なんとこの水は天滝の水なんだそう。“ミニ天滝”として楽しむことができますよ。
これからの暑い季節にぴったりなのが、“ミニ天滝”の下にある水遊びができる池。お子さんが喜ぶスポットがあるのは家族連れにはとっても嬉しいですね。
キャンプ場にはめったにない農業用モノレール『ゴーゴーたなだ号』に今回特別に乗車させていただきました。元々棚田だった場所を区画にして作られたキャンプ場は一般的な広い場所に区画したサイトではなく、階段型になっている棚田ごとに区画サイトが設置されています。棚田という事は山の傾斜を利用しているので、もちろん登ることが必要です。そこで少しでも楽しく快適に過ごしてもらえるようにと作られたのが『ゴーゴーたなだ号』。荷物やキャンプ用具を予約したサイトまで運んでくれるので安心して利用することができます。
力持ちのスタッフが手際よく荷物を運んでくれ、じーと見ていると手を振ってくれるサービス精神旺盛な優しいスタッフさんもいますよ。
こちらのキャンプ場で一番おすすめのサイトが中腹にある「絶景キャンプサイト」。絶景とプライベート空間が両立した贅沢な区画サイトは1日1組限定で早めの予約がマストです!
キャンプ場でも上部にあり、たなだ号の終着点にもなっている「ゆったり林間サイト」は、緑いっぱいの木々に囲まれたサイトなのでこれから暑い季節に人気が高くなるサイトなんだとか。日向と比べると確かに体感温度が変わり涼しく快適に過ごせそうです。キャンプも森林浴も楽しめ、心も体も癒されるサイトです。
最大10人まで利用できる「貸切キャンプサイト」は、家族連れはもちろんソロキャンプの仲間同士やグループに人気のサイトです。さらに、屋根付きのBBQスペースが完備されているのはこのサイトだけ。雨が降っても気にせずBBQを楽しむことができます。訪問時も大人のグループがゆったりと過ごされていました。
キャンプ場の麓で採れた『天滝ゆず』は、澄んだ水と空気、寒暖の差が激しい環境で育った香りが非常に高いことが特徴。フレッシュで芳醇なゆずの果汁の香りを残すために手しぼりで丁寧に作られたゆずシャーベットはこれからの季節にぴったり。ゆずの果肉も贅沢に入っていて後味さっぱりと美味しくいただきました。
売店ではここでしか買えない限定オリジナルグッズが揃っており、どれも可愛いデザインです。1番人気のステッカーは記念にもなりそうですね。
帰り道にこんな看板を発見しました。『遠足は家に帰るまでが遠足』と同じでキャンプも家に帰るまで気をつけて帰ってほしい。というスタッフの心優しくユーモアのある看板にほっこりしました。「キャンプ場が増えてきている中で、老舗キャンプ場ならではの特徴を活かしたキャンプ場を作っていきたい。」と話すのは支配人の大海さん。朝からの取材にも関わらずひとつひとつ丁寧にサイトを案内してくださいました。取材中もすれ違う利用客の方から「おはようございます!」と気持ちの良い挨拶の輪が広がっていました。これこそキャンプの良さであり、人との関わりの大切さを実感しました。
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詳細情報
- 場所
- 天滝公園キャンプ場
(養父市大屋町筏822)
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