世界各国のこだわり素材を使った手作りジェラートが楽しめる

阪急王子公園『Gelateria Monction（ジェラテリア モンクション』実食レポ　神戸市灘区

阪急王子公園から徒歩6分ほどにある2022年3月1日にオープンしたジェラート店『Gelateria Monction（ジェラテリア モンクション）』に行ってきました！

オーナーの黒木さんは学生時代に訪れたイタリアで、初めて食べたイタリアンジェラートに衝撃を受けたそうです。

結婚後ご夫婦で1年半かけて世界一周の旅に出られました。店名の『Monction （モンクション）』はイタリア語のMondo（世界）と英語のConnection （繋がり）を組み合わせた造語なんだそうです。日本だけではなく、世界各国のこだわり食材を使ってジェラートを作っています。

以前から王子公園の下町情緒溢れる雰囲気や活気がとても好きだったそう。いろんな年齢層の方々が住んでいて、商店街や動物園、文学館や美術館もあり、観光客も訪れるこの街で、イタリアのように地元の老若男女が気取らずに立ち寄れるジェラテリアを作りたいという思いで王子公園にお店をオープンすることに。

店内は世界地図がとても印象的で可愛らしく、落ち着く空間となっています。カウンター席とテーブル席があり、取材後にはテラス席もできるそうですよ。

ジェラートは季節によって種類等異なりますが、8〜10種類のジェラートが楽しめます。ブランドや知名度に関係なく、生産者の方がこだわりをもって作っていらっしゃる食材を使っています。可能であれば現地を訪れるなど、素材選びには注力されているそう。

取材時の人気商品をお伺いしたところ「ピスタチオ」や「吉田ミエーレとクルミ」、「シチリアのオリーブオイル」が人気だとか。これから夏にかけて登場するジェラートは、ちょうど取材日に新登場した「台湾パイナップル」のソルベ、現在トマトのソルベも試作中だそうです。
「神戸ストロベリーラテ」と「ベルギーダブルショコラ」
素材だけでなく製造にもこだわって作られています。この「神戸ストロベリーラテ」は朝一で神戸市北区の農家さんまで朝摘み苺を取りに行き、お店に戻ってすぐジェラートにするそう。時間をおくと味が変わってしまうので、冷凍物は一切使わず素材の1番良い状態でジェラートにするそうです。使った苺の味が想像できるほど、フレッシュ苺そのものの味がしました。

「ベルギーダブルショコラ」は、チョコで有名なゴディバなどで使われているベルギー産のクーべチュール2種類をブレンドしています。甘過ぎないけど、子供でも食べれるちょうど良い上品な甘さです。
「ピスタチオ」と「吉田エミーレとクルミ」
「ピスタチオ」はイタリアのシチリア産で、2年に1度しか収穫されないピスタチオ使っています。作るのも大変手間暇のかかるジェラートなんだそうです。後味もいいのでいくらでも食べられそう。

「吉田ミエーレとクルミ」は神戸の吉田養蜂場で養蜂歴60年以上の吉田ご夫婦が採蜜した百花蜜とクルミをつなぐパスチャライズミルク、それぞれの相性がとても良いです。

今後は更にいろんなジェラートが登場しそうですよ！アサイーやマルベリー、中東の「フムス（ひよこ豆）」や「ウユニ塩湖の塩」を使ったジェラートも思案中だそうです。日本にいながら旅するように世界の食材を使ったジェラートが食べれるなんて、旅好きの私には夢のようです。

要望の多かったテイクアウトも始められました。季節にもよりますが30分から1時間程度持ち歩きが可能だそうです。冬にはカフェーメニューも登場する予定だとか。訪れる度に違ったジェラートに出会えそう。王子動物園からも近いので、駅に向かう帰り道にジェラートを食べながら1日を振り返ってみるのも楽しそうですね。

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