約100年前の自動演奏ピアノが2年ぶりに復活

ROKKO森の音ミュージアム『自動演奏ピアノ演奏披露＆特別体験』神戸市灘区

ROKKO森の音ミュージアム（神戸市灘区）で2月25日から3月30日まで、『自動演奏ピアノ演奏披露＆特別体験』が行われます。

2020年6月より自動演奏ピアノ「ウェーバー・デュオ-アート・9フィート・グランドピアノ」（1920年代、アメリカ製）の大規模修繕を行い、今年2月に無事修繕完了しました。その修繕完了のお披露目として同イベントが行われます。

ウェーバー社のコンサート用ピアノ（サイズ：9フィート＝2.7m）にエオリアン社が「デュオ-アート」と呼ばれる演奏者の演奏を空気圧の変化を利用し、再現する自動演奏機能をつけて製作された自動演奏ピアノ。自動演奏だけではなく、人が演奏することもできます。
ロール・ペーパーと呼ばれる巻物状の穴の開いた紙に演奏がプログラムされています
デモンストレーション用として当時、同じ型のものが3台作られ、そのうち2台は第二次大戦中に壊されて、演奏ができなくなったため、全く同じ型で現在も演奏可能なのはこの一台のみ。

お披露目イベントでは、クラシックから現代曲まで約70曲のレパートリーからスタッフオススメの1曲を自動演奏。また、普段触れることのできないこのピアノを最大10分間試奏できる催しも行われます。（WEBにて要予約）

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